不妊症相談(子宮内膜症)35歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

《お悩みの症状》
結婚して1年。
不妊治療専門の病院で検査したところ、
右の卵管は詰まっており、左の卵管はどうにか通っているが、
癒着の可能性がある。子宮が大きいので子宮内膜症の疑いもある。

生理痛は、腹痛、頭痛、が毎月ひどく、月経血も塊が多い。
仕事のストレスが多く生理前はイライラが激しい。
病院からは、早めに体外受精や、顕微授精を勧められているが、
まだ踏み切れない。

生理痛もひどいので、漢方薬で体質を改善しないと
治療をすすめても、妊娠しないと思いご来店された。

《処方1》
漢方薬は低温期は活血化お剤剤、田七人参。
高温期は、骨盤内癒着があるため、清熱解毒と気血双補剤、
全周期にシベリア霊芝、疏肝理気剤を服用頂いた。

抗ミュラー管の数値は20代後半と病院で言われていたため、
予算的な面からも、補腎剤は使用せず。

《経過1》
1か月服用で生理痛がとても楽になり、イライラもずいぶん減った。

《処方2》
2ヶ月目も同処方。

《処方3》
3か月目は、ご主人が元気が今一つという事でしたので、蟻製剤を服用。

《経過2》《現在の状況》
4か月目に妊娠判定。
病院の説明では、自然妊娠はほぼ無理と言われていたため、
妊娠した時はびっくりしたそうです。
ハードなお仕事のため、
安定期まで安胎薬を服用。