不育症のご相談

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは(^_-)-☆

先週末は夏休み最後の土日でした。

そんな中、長崎から不妊症の漢方相談にご夫婦で来られました。

妊娠はするけれども流産繰り返す、

不育症の疑いのお客様です。

2度流産したため不育症の検査を一通りしたが

その検査では異常が出なかったそうです。

不育症の検査は、出来るものすべてをすると相当な費用になるので、

一通りという事は、保険が効く範囲の一通りと思われます。

病院では、

「検査に異常がないから、妊娠しても大丈夫。」

と言われたが、

ホントに大丈夫?

と不安がぬぐえないと。

ご来店されたのは日曜日でしたが、福岡には土曜日から来られていて、

土曜日は、福岡の鍼灸院に行かれ、そこでは腎虚と言われて、

少し安心したとおっしゃいました。

原因不明の体調不良が、病名がわかったら、
なんだか安心した・・・みたいな感じでしょうか(*^-^*)

年齢的に腎虚はあると思いますが、

私は

朝起きた時から一日中ある倦怠感、

顔色がわるい事の方が気になりました。

私が遠慮しつつ、

「顔色が、ちょっとトーンがひくいというか、

あまり良く無いですよね・・・」

と言うと隣にいたご主人が

「どんまい!(^^)!」

と、すかさず言われたのに、思わず笑ってしまいました。

お仕事の事もお聞きすると、かなりハードなようです。

気虚、血虚、腎虚の状態ではないかと思います。

気虚の状態になると、

疲れやすく、下垂傾向となり、不正出血などもおこりやすくなりますし

血虚になると、顔色が悪くなり、

子宮内に十分な血液が行き届かなくなりますから月経血が減ったり、

流産の原因にもなります

漢方薬は

気血双補剤、補腎剤を服用頂くことにしました。

漢方薬の説明をし、頑張って下さいね、

と出口にお見送りしたときは、

来られた時よりも表情が明るくなっていました。

良かったです。

この仲良しご夫婦に早く赤ちゃんが授かり、

そして無事御出産されますよう、お祈り申し上げます(^_-)-☆