不妊症相談(卵巣機能低下)35歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

結婚7年 治療歴1年

ホルモン剤を使いながら、

人工授精を6回するも妊娠には至らず。

ホルモン検査、卵管造影は問題なし。

月経周期は、30~35日ということで、

排卵が遅れがち。

フーナーテストは2回とも良くない。

オリモノが少ない。

<<処方>>

大きな問題はないが、

オリモノが少ない、フーナーテスト不良ということより、

低温期は補陰剤中心にし、

排卵が遅れがちなことより、活血化瘀剤

高温期は気血双補剤を服用いただいた。

<<経過>>

漢方薬を服用開始した周期の人工授精で妊娠。

現在、心拍確認し、妊娠継続中。

<<考察>>

服用開始の周期に妊娠されたということで、

あまりにも早い妊娠で、

漢方薬の効果か、

たまたまなのか、判断しにくいところですが、

漢方薬服用以前は、

結婚7年、治療歴1年、人工授精を6回するも

一度も妊娠されなかったことを考えると、

メンタル的なものも含めて、

漢方薬の服用が妊孕性を上げるための効果が

あったとみてよいのではと、

考えます。