海外の不妊治療から思う事

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは(*^_^*)

今年のはじめに海外から帰国されたばかりの方が

不妊症相談に来られました。

30代後半に海外で不妊治療をされ、

第一子を出産されました。

海外にいらっしゃる時から漢方薬を服用したいと

思っていたそうです。

現在は40代で第二子希望です。

海外でも不妊治療をされていました。

そのお客様は第一子を妊娠された時は

30代後半という事もあり日本ではまだまだ

一般的ではありませんが、

胎児診断を受けられたそうです。
そして、

倫理的な問題で日本産婦人科学会では

禁止されている

着床前診断も、高齢という事もあり、

当然のようにされたそうです。

国が変わると

こんなにも治療や診断のスタンダードが変わるんですね。
ひとつ興味深いお話は

着床前診断で

染色体異常と思われる胚であっても移植を行うと

流産せず、出産し

健常な赤ちゃんを出産される事もあるそうです。

(染色体異常の受精卵の流産率が100%ではなく

97%以上という事を考えればもっともなことですが。)

そのために染色体異常と思われる受精卵を

流産の率は高いけれども

御夫婦がよく考え納得された場合は

移植をするケースもあるそうです。

日本ではもともと禁止されていることなので、

できない前提ですが、

できるとなれば、

いろいろなケースがあるという事ですね。

 

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