不妊症体験談(35歳)卵巣嚢腫、子宮筋腫

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

 

<<ご相談内容>>

結婚して11年、

ホルモン検査などの数値、卵管造影検査、精子検査は問題なし。

2年前から婦人科でタイミング療法をしているが、

妊娠には至らず。

漢方薬なども試してみたが、自分に合っているのかわからず、やめてしまった。

イライラや不安感がいつもあり、周りが先に妊娠すると、落ち込む。

不妊治療が思うように進まないため、いたたまれない気持ちになる。

基礎体温は排卵後じわじわと上がる。

卵巣嚢腫のためか左卵巣からの排卵がなく、右卵巣からのみ排卵。

月経血の塊も気になる。

脚が乾燥して痒みがいつもある。

<<処方1>>

活血剤、補血剤、疏肝理気剤、補陽剤を

服用いただいた。

<<経過1>>

服用開始から1か月で、イライラや落ち込み、焦燥感は以前より、

かなり改善された。

脚の痒みもほとんどない。

<<処方2>>

体調も良いため処方1と同処方

<<経過2>>

基礎体温もきれいな2層になってきた。

気分の浮き沈みも以前よりだいぶ減ってきた。

<<処方3>>

処方1と同処方

<<経過3>>

体調は全体的に良好。

ずっと排卵しなかった、左卵巣から排卵してびっくり。

お血が改善されたと思われる。

<<経過3>>

服用から4か月で自然妊娠されました。

<<考察>>

初回相談に来られた時は、

妊娠できないことへの不安や焦りで、

話しながら、泣いてしまわれるような状態でした。

病院での検査や、治療をし

自分で調べて漢方薬を服用したり、

頑張ってはいるが、その努力が正解なのかがわからず、

焦っていらっしゃいました。

お話を聞いて問題点を整理し、

漢方薬での改善策を提案しそれを服用することで、

精神的にも落ち着き、体調や、基礎体温なども整ってきて、

結果妊娠されました。

妊娠に必要なのは

心身ともに健康なお身体が大切だと思える症例でした。