<<ご相談内容>>
結婚して11年、
ホルモン検査などの数値、卵管造影検査、精子検査は問題なし。
2年前から婦人科でタイミング療法をしているが、
妊娠には至らず。
漢方薬なども試してみたが、自分に合っているのかわからず、やめてしまった。
イライラや不安感がいつもあり、周りが先に妊娠すると、落ち込む。
不妊治療が思うように進まないため、いたたまれない気持ちになる。
基礎体温は排卵後じわじわと上がる。
卵巣嚢腫のためか左卵巣からの排卵がなく、右卵巣からのみ排卵。
月経血の塊も気になる。
脚が乾燥して痒みがいつもある。
<<処方1>>
活血剤、補血剤、疏肝理気剤、補陽剤を
服用いただいた。
<<経過1>>
服用開始から1か月で、イライラや落ち込み、焦燥感は以前より、
かなり改善された。
脚の痒みもほとんどない。
<<処方2>>
体調も良いため処方1と同処方
<<経過2>>
基礎体温もきれいな2層になってきた。
気分の浮き沈みも以前よりだいぶ減ってきた。
<<処方3>>
処方1と同処方
<<経過3>>
体調は全体的に良好。
ずっと排卵しなかった、左卵巣から排卵してびっくり。
お血が改善されたと思われる。
<<経過3>>
服用から4か月で自然妊娠されました。
<<考察>>
初回相談に来られた時は、
妊娠できないことへの不安や焦りで、
話しながら、泣いてしまわれるような状態でした。
病院での検査や、治療をし
自分で調べて漢方薬を服用したり、
頑張ってはいるが、その努力が正解なのかがわからず、
焦っていらっしゃいました。
お話を聞いて問題点を整理し、
漢方薬での改善策を提案しそれを服用することで、
精神的にも落ち着き、体調や、基礎体温なども整ってきて、
結果妊娠されました。
妊娠に必要なのは
心身ともに健康なお身体が大切だと思える症例でした。