<<ご相談内容>>
結婚して4年。
病院に通い始めて1年。
ホルモン剤(クロミット)を服用しながら、タイミング療法をしたが
妊娠に至らず。
病院からは卵の育ちが悪い、
黄体機能不全と言われる。
月経周期は40~55日前後。
オリモノはさらさらとしたものがいつもある。
基礎体温は排卵までに時間がかかり、
低温期、高温期と2層にはなっているが、高温期が低い。
あご周りに吹き出物がいつもある。
<<処方1>>
活血剤、疏肝理気剤、化痰剤を服用いただいた。
<<経過1>>
サラサラしたオリモノが減って、
排卵前だけのびるオリモノが出るようになった。
肌荒れやむくみも前より落ち着いている。
36日周期で生理が来た。
<<処方2>>
処方1と同処方
<<経過2>>
オリモノや、肌の状態はいいが、
高温期の体温がまだ低い。
<<処方3>>
処方2に加えて、散寒剤を服用いただいた。
<<経過3>>
妊娠されました。
<<考察>>
病院からは診断されていませんでしたが、
多嚢胞性卵巣症候群ではないだろうか・・・
と思われるような症例でした。
多嚢胞性卵巣の為に、なかなか卵胞が育たず、
やっと排卵しても、高温期が低く、黄体ホルモンがしっかり働いて
いないように見えました。
卵の育ちを良くすることで、黄体機能も改善し妊娠に至ったと思われます。