不妊症相談での妊娠事例(29歳)多嚢胞性卵巣症候群

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

<<ご相談内容>>

もともと生理痛ひどく、吐き気などの症状もあり、低用量ピルを4年間服用していた。

結婚を機に服用を中止すると、生理が来なかったため、婦人科を受診。

ホルモン検査と、エコー検査から多嚢胞性卵巣症候群と診断を受けた。

その後4周期(4か月)排卵誘発剤を使い、タイミング療法をしたが、妊娠には至らず。

4回目は卵胞が育たず、リセット。

病院での治療はお休みして、漢方薬で体質改善しながら、妊娠したいとご相談に来られました。

浮腫みや倦怠感不安感などの症状がある。

<<処方1>>

活血剤、理気剤、化痰剤を服用いただいた。

<<経過1>>

疲れやむくみが改善された。生理も30日周期できた。

排卵がおき、生理周期もほぼ正常だったこともあり、不安感などの症状もなくなった。

気持ちがまえむきになれた。

<<処方2>>

処方1と同処方。

<<経過2>>

漢方薬服用開始から約2か月で妊娠された。

<<考察>>

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の為、排卵障害で妊娠が難しい状態でした。

漢方薬で卵子の状態が良くなり、正常に排卵するようになり、妊娠に至りました。