28Jun
こんにちは
梅雨まっただ中ですが、
土曜日の今日
福岡はお天気です
今日から中体連が始まりました。
中2の息子の野球部は1回戦突破したようです
今日は
高校生の漢方相談のお話。
北九州から
お母さんが高校2年生のお嬢さんを連れて
漢方相談にこられました
去年の11月頃から体調不良になり最近は
身体がきつく学校にいけない日も多いそうです。
症状は、
イライラ、不安感、気分が沈む、眠りが浅い
めまい、息苦しい、軟便、動悸、朝起きれない
など。
以前、長男の卒業式に出て、驚いたのは
各クラスに1~2人は不登校で、
卒業式にもこれず名前のみ呼ばれる子がいることです。
中にはいじめや人間関係などで
不登校になるお子さんもいらっしゃる思いますが、
原因は何らかのストレスかもしれませんが
実際に体調が悪くなり
行きたくても行けない状況のお子さんも多いのでは
ないでしょうか。
そのお嬢さんは
しっかりとしていて
質問にははきはきと答え
引っ込み思案とか
人とコミニケーションをとるのが苦手
というイメージは全く感じられません。
漢方薬は
痰濁上擾、肝気鬱血、気血両虚ととらえ
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
と
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)を
処方しました。
2か月間の服用でほぼ毎日
学校に行けるようになりました。
本当によかったです
気持ちだけでなくそれが身体の不調として現れた時
心と身体のバランスを整え
本来身体が持っている機能を高めてくれる漢方薬は
非常に有効です
特に若い方やお子さんなどが
そういった状況になった時、
親御さんは色々と心配されて、
いろんな治療法を検討されると思いますが、
漢方薬も選択肢の1つに入れて頂ければ
とてもありがたいと思います