5Aug
こんにちは(^_-)-☆
6月よりご相談頂いている
起立性調節障害のお客様は、
小学生の高学年の女の子です。
症状は、
朝起きれない、体がきつい、だるい
めまい、吐き気、食欲がない
頭痛、おなかの痛み
などです。
これらの症状は、すべて夕方から夜にかけて、
改善されます。
ご相談に来られた3か月前の3月に、
屋外で気分が悪くなり倒れそうになり、
その次の日から、起き上がれなくなったそうです。
最初は、風邪を引いたのかな・・・
くらいの軽い気持ちでいたのが、
あまりに長引くので、
内科、脳神経外科、耳鼻科、
と、転々とし、最終的に大学病院で、
起立性調節障害と診断をされたそうです。
メトリジンを処方されたが、
特に改善された様子がないということです。
ネットで検索し
漢方薬を試そうとご来店いただきました。
症状を伺うと、
いわゆるメニエルのような状態なので、
熄風剤、利水剤などを中心に服用いただきました。
2週間でめまい吐き気は改善されましたが、
頭痛、おなかの痛み、だるさはあまり変わらずということでした。
だるさがあるため、学校にはまだ行けていません。
このとき、お母さんからのお話で、
しゃっくりが続けて出ることがあるとのお話しで
頭痛、や吃逆(しゃっくり)の症状から、
臓腑の中寒より
散寒、温中降気の働きの
漢方薬の
呉茱萸湯を、
前回の処方に合わせて服用いただくことにしました。
すると、2週間後、
頭痛も改善され、体が楽になってきたとのことでした。
今は夏休みになり、宿題なども、
自分で計画的にすすめているそうです(*^-^*)
焦りは禁物ですが、
お母さんと
「うまくすれば、2学期から通えるようになるといいですね。」
とお話ししました。
起立性調節障害は
お友達との人間関係や、いじめなどが理由の
不登校ではありません。
そのため、
体調がよくなり、朝起きれれば、
普通に学校に行けるし、
勉強もできるし、お友達とも遊べます。
朝は体調が悪く、午後にかけては体調がよくなるので、
不登校と思われがちですが
起立性調節障害が原因で、
学校に行けなくなっているお子さんも
案外と多く、
いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は是非一度ご相談ください。