30Jan
こんにちは(*^-^*)
なごみ堂のご相談
メニエルのご相談が多いのですが
先日、自分がメニエルになってしまいました。
以前から半年に1回位軽いメニエル発作が起きていました。
しかし漢方薬を飲んだら、
30分ぐらいでおさまっていたので生活に支障はなかったのです。
ところが今回は5日間くらい
めまいと頭痛がすっきりしませんでした。
特に1日目は仕事が休みの日で良かったのですが、
起き上がるために頭をおこすと、
ぐわーんとなって
ちょっと怖いくらいでした。
メニエルの方のつらさを再認識しました。
メニエル発作がおきる前日
なんとなく景色が流れるような感じがあり、
「あれっ」
と思ったのですが、
その時に漢方薬を飲んでいれば
こんなにこじれなかったと思うのですが・・・
漢方薬を飲み続けて、5日目くらい
ようやく落ち着いたころ、
メニエルで漢方薬を服用いただいている方から、
追加の漢方薬の注文のお電話があり、
私がメニエルが久しぶりにでてしまい
「景色が流れる感じ」
のお話をしたら、
「私は発作があるときは目を開けると高速回転で
景色は見えない、だから目をあけることもできない」
と言われました。
それはきついな~
と感じ、いまさらながらメニエルのつらさを痛感しました。
今までメニエルが出ても漢方薬を服用すれば
1時間たたないうちに改善していたのに、
今回はなぜ5日もかかったのか
自分なりに考察してみました。
メニエルは耳の三半規管の不具合で
おこります。
特に三半規管の中のリンパの流れが悪くなると
過剰の水分が中でぐるぐると回ったり、
揺れたりすることで、
回転性のめまいや、景色が流れて見えるような
現象がおきます。
改善の為の漢方薬は、
水はけを良くする、利水剤、化痰剤、熄風剤になります。
身体を構成するのはほとんど水なので、
この水をなくすことはできないですが、
あっちゃいけないところ、
たとえば三半規管の中にあれば
めまいになるし、
腸にあれば軟便や下痢になって
悪さをしてしまいます。
そのため水を身体にため込みやすい
胃腸の弱い方が、メニエルになりやすい傾向にあります。
水分はどういった時に身体で悪さをするかというと、
「気」の流れが悪かったり
「気」が落ち込ん時に
水はけが悪くなります。
「気」は身体のいろんなものを動かしていく
推動力のもとなので、
疲れや、体調不良の時は、
気虚となり、水が身体にたまりやすくなり、
三半規管の中でぐるぐると、ゆらゆらと暴れだし、
めまいがおこります。
メニエルやめまいは女性に多く、
中年以降になると増加してきます。
では男性はならないかというとそうではなく、
胃腸の弱い方や、年齢が上がってきて、
体力も気力も若い時とは同じにはいかず、
気虚の状態になると
男性もめまいの症状が出てきます。
つまり身体が疲れている時や、
ストレスなどによって、
加齢によって
「気」のエネルギー不足の気虚になった時、
「水」や「痰湿」を推動、動かすことができなくなって、
めまいやメニエルが誘発されるという事です。
私の場合も加齢や疲れによって、
以前のような回復力がなくなり、
気虚により、
めまいがこじれてしまったと思われます。
長々と書いてしまいましたが、
今回5日間、本当にひどかったのは1日半、
つらい思いをし、めまいのつらさが改めて再確認できました。
改めてメニエルやめまいの改善に少しでも
お力になれればと思った次第です。
めまい、メニエルでお悩みの方は、
お気軽にご相談下さい。