15Sep
「胸が焼けるように痛む」「胃酸が込み上げてくる」そんなつらい症状で悩んでいませんか?
逆流性食道炎は、胃酸が食道へ逆流し、炎症を起こすことでさまざまな不快な症状を引き起こす疾患です。
病院での治療では、胃酸の分泌を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカー)が主に使われますが、「薬を飲み続けても改善しない」「薬をずっと飲み続けるのが不安」と感じている方も少なくありません。
そんな方にこそおすすめしたいのが、「漢方薬による体質改善」というアプローチです。
漢方では、逆流性食道炎の背景にある「気滞(ストレス)」「胃熱(胃の炎症)」「脾胃虚(胃腸の虚弱)」などの体質に注目し、それぞれに合った処方で根本からの改善を目指します。
この記事では、逆流性食道炎の原因・症状・漢方での考え方、代表的な処方、改善事例まで詳しく紹介します。
1.逆流性食道炎による「つらい胸やけ」や胃酸の逆流で苦しんでいる方へ漢方薬で改善へ
逆流性食道炎とは、食べ物を消化するための本来は胃の中にある胃酸が、食道に逆流してしまいうため食道におこる、炎症の事で、胸やけや、吐き気、のどの違和感、咳などの症状が出るようになります。
逆流性食道炎の症状
◇胸の内部に痛みや、ひりひりとしみるような感じがする
◇すっぱいものがこみあげてくるときがある
◇胃やみぞおちのつかえる感じがする
◇食べ物を飲み込むときにのどがつかえる感じがする
◇吐き気やムカムカする
◇脂っこいものを食べると、胃もたれやムカムカした感じがする
◇声がかすれる
◇のどがつかえる感じがする
◇肺に問題がないのに慢性的に咳が出る
このように慢性的に不快な症状が続いている場合、胃酸が食道やのどに刺激をあたえ続けている状態なので、慢性炎症による食道がんのリスクもあり、改善が必要です。
病院での治療は、胃酸をおさえる薬が処方されますが、「服用しても症状の改善が見られない」「ずっと飲み続けていて不安だ・・・。」
という方は、漢方薬で体質を改善し、根本解決することをお勧めします。

2.逆流性食道炎を知ろう
なぜ胃酸が逆流し、逆流性食道炎になってしまうのか。
一つには胃酸が胃から出ないようにする下部食道括約筋の機能低下があげられます。
下部食道括約筋の筋力が、暴飲暴食、脂肪の多い食事、肥満、加齢などが原因で弱まり逆流性食道炎が起こります。
またストレスや、アルコール、刺激物、喫煙、食後すぐに横になる、といった生活習慣も、逆流性食道炎を引きおこす原因になります。
3.漢方から見る逆流性食道炎の原因
漢方では身体の構成要素を(気・血・水)に分けて考えます。

ストレスがかかることで、気のめぐりが悪くなり、気が滞り、「気滞」となります。
「気滞」のうちの「気逆」という状態になると、胃などの食べ物を消化して、下方に収めるという機能に異常が生じて、上方に向かうようになり、胃のつかえや、げっぷ、吐き気などの症状が出やすくなります。
また「痰湿」により、胃腸に余分な水がたまることで、消化酵素が機能しなくなり、胃の運動を妨げ、胃腸の働きを妨げます。
五臓六腑の「肝」や「脾」「胃」の機能の異常に起因するものもあります。

「肝」は疏泄をつかさどるといわれ、感情や情緒をのびやかに保つ働きがあります。
「脾」や「胃」は飲食物の消化吸収を円滑に進め運用する働きがあります。
「肝気鬱血」や「脾胃気虚」の状態になると、ストレスや胃腸の状態が悪くなり、逆流性食道炎の原因となります。また暴飲暴食などにより「胃熱」の状態になると、胃に熱邪がたまり、胃のつかえ感が生じます。
「気滞」「痰湿」「肝気鬱血」「脾胃気虚」「胃熱」などの症候によって改善の漢方薬が違います。
これらの症候に適した漢方薬を服用することで、逆流性食道炎を改善します。
4.逆流性食道炎に使用される漢方薬の紹介
柴胡疏肝湯(さいこそかんとう)
ストレスで胃の機能が低下し、胃もたれや、げっぷ、胃から食道にかけて詰まった感じがある。「肝気鬱血」タイプに使用されます。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
ストレスや緊張で悪化するタイプ、気逆タイプに。
喉の違和感、吐き気、胸のつかえ感があるタイプに効果が見込めます。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
胃酸の逆流とのぼせがあるタイプ。
「胃熱タイプ」イライラ・不眠もある人におすすめしています。
平胃散(へいいさん)
胃の運動機能が低下しているタイプ。
消化不良・胃内停水・むかつきや膨満感が強い人におすすめです。
人参湯(にんじんとう)
冷え性・虚弱・胃腸が敏感なタイプ。
胃が冷えやすく、慢性的に胃腸の働きが悪い人におすすめします。
六君子湯(りっくんしとう)
もともと胃腸が弱く、食欲がなく、下痢しやすいといった症状がある。「脾胃気虚」タイプに効果が期待できます。
これらの処方を組み合わせて服用いただく場合もあります。
※服用の際は漢方専門の薬剤師にご相談ください。

5.逆流性食道炎が漢方で改善した体験談
47歳女性
<<ご相談内容>>
半年前に逆流性食道炎と診断された。胃腸科で処方された、プロトンポンプ阻害剤と、その他胃腸薬2種類を、5か月飲み続けているが、胃酸が上がってくる症状は続いている。
先週からめまいの症状も現れ、耳鼻科で処方された薬を飲んでいるが、変わらずめまいが続いている。
<<漢方薬服用後>>
漢方薬服用開始から、一週間経過で、めまいはなくなった。
胃酸が上がる感じは、以前よりはいいがまだある。
漢方薬服用から2か月経過で、胃酸はほとんど上がることがなくなった。
51歳男性
<<ご相談内容>>
もともと胃腸が弱く、下痢しやすい。3年くらい前より、胃や食道に灼熱感があり、胃酸が上がる感じがする。胃腸科でプロトンポンプ阻害剤が処方されているが、あまり変化がない。仕事でイライラすることが多く、肩こりや頭痛がひどい。
<<漢方薬服用後>>
漢方薬服用から一か月で、胃や食道の灼熱感がなくなった。下痢することも減って、食欲も出てきた。頭痛や肩こりなども気にならなくなった。
6.市販薬を併用する場合の注意点
逆流性食道炎改善のための漢方薬には様々な処方があります。
そのため、自分の逆流性食道炎のタイプに適した漢方薬を服用することが大切です。
例えば胃に熱があるタイプと、消化管内に痰湿があり、冷えているタイプでは、原因が全く違うので、違うはたらきの漢方薬を服用することになります。
「同病異治」と言って病名が同じでも違う処方を使う場合があるのが漢方薬の特徴です。
そのため、漢方薬を服用する場合は、漢方専門の薬剤師に相談して適した処方を服用することが大切です。
7.まとめ:根本から変えていく
逆流性食道炎は慢性化する方も多く、長期間プロトンポンプ阻害剤(PPI)や、H2ブロッカーを服用されているという方も見受けられます。長期の服用は副作用の心配もあります。
逆流性食道炎は胃や食道の炎症ですが、原因は胃腸にあるだけではなく、ストレスや、加齢や、身体に停滞した痰湿の場合もあります。その要因を漢方薬で改善することで、身体を正常な状態に導きます。
また暴飲暴食やストレスフルな生活、寝不足や運動不足などは、逆流性食道炎を悪化を招きますので、生活習慣や食生活を改善しながら、漢方薬で根本から体質を改善して行きましょう。
漢方薬はご自宅で毎日服用することで改善ができます。
また自然由来の生薬からできており、副作用の心配も少なく長期服用も安心です。
遠方でご来店が難しい方は、お電話で症状や体質を詳しくお伺いし、漢方薬を発送することもできます。お気軽にご相談ください。
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