おりもの

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは

今日はおりものという、
日頃は目立たない、
しかし、重要な話を少しします

皆さん、月経血は量が、減ったとか
塊があるとか、気にしますが
おりものに対して、無頓着な方が
多いように思います。

おりものは月経周期にともない、
変化します。
また、おりものが
卵胞の状態のバロメーターに
になります。

排卵時期に増え、形状は透明で、
のびるおりものになります。

それが、いつもさらさらとした水っぽい
おりものがでてたり、
排卵時期になっても
全くおりものが出ないというのは、
あまり良くありません。

①月経周期に関係なく、
  いつもさらさらのおりものが多い方は、
 月経周期が長く、つまり排卵が遅く、
 冷え性、むくみやすい。
 多嚢胞性卵巣症候群の方や
 高プロラクチンの方、
 もこの傾向にあります。
 そして若い方が多いです。

②逆におりものが少ない方は
  月経周期が短く、
  つまり排卵が早く、
  のぼせや、ほてり
  卵巣機能低下の傾向にある方
  そして、35歳以上の方が多いです。

この二つのパターンは
漢方では
①陽虚と②陰虚
いう言葉で区別され、
両極にありますから、
漢方薬も全く違うものを
使います。

それだけ大切なおりものですから、
自分はどっち?
と観察してみて下さい(*・∀・*)