不妊症相談(高プロラクチン血症 多嚢胞性卵巣症候群)30歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

《お悩みの症状》
結婚2年目の不妊症相談。

高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、
病院より、クロミット、テルロンを処方されていた。

基礎体温はかなりギザギザで、
ホルモン剤を服用しないと、排卵がかなり遅れる。
生理前に胸の張りがあり、イライラや、肌荒れもある。
典型的な多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチン血症の状態です。

タイミング療法、ホルモン治療、
人工授精を2回行うも、妊娠には至らず。
少し、病院の治療はお休みして
漢方薬で体質改したいとご来店頂きました。

《処方》
漢方薬は化痰剤、理気活血剤、シベリア霊芝を服用頂いた。
高プロラクチン血症もあることから、炒り麦芽も一緒に服用頂きました。

《経過1》
半月服用で、残便感や残尿感がなくなり、体調良好とのことより、
同処方で1か月服用頂くことに。

《経過2》
生理から、27日目の排卵(低温最終日)で、
上手くタイミング(タイミングは26日目)
があい、妊娠されました。

生理から27日目と遅れての排卵でしたが、
基礎体温もギザギザの波がなくなり、
排卵日の前日と前々日のタイミングが最も妊娠率が高い
と言われていますが、基礎体温表から見ても、
理想のタイミングで妊娠に至ったケースです。

《現在の状況》
現在は安胎薬に切り替えて、服用頂き妊娠継続中です。