不妊症相談(多嚢胞性卵巣症候群 高プロラクチン血症)31歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

《お悩みの症状》
多嚢胞性卵巣症候群 高プロラクチン血症と診断され1年半。
注射(HCG)と内服薬(クロミット)での治療をしたが妊娠には至らず、
人工授精へのステップアップを勧められている。

基礎体温をみると、
以前より、注射や薬の反応が悪くなっているような気もして
病院の治療を少しお休みしている。

基礎体温をみるとギザギザで、ホルモン剤を使っても低温期が長く、
排卵まで時間がかかっている。
オリモノが多い。

多嚢胞性卵巣症候群の典型的な状態。
来られた時はホルモン剤を使用していないので基礎体温は1層で
排卵がおこっていない。

《処方》
漢方薬は、化痰剤、活血剤、
高プロラクチン血症に対しては炒り麦芽を服用頂いた。

《経過1》
1か月経過で、ホルモン剤を使わずに生理が来た。

基礎体温の上昇がみられないため、おそらく無排卵月経。
とりあえず、生理が来たので、よしとしてもう1か月同処方。

《経過2》
その直後から基礎体温が上昇、
自力で排卵がおこりそのまま体温が下がらず
妊娠判定。

1年半ホルモン剤治療で結果が出なかったものが
漢方薬2ヶ月服用で、妊娠されました。

《現在の状況》
不安になっていた気持ちが、
いろいろお話することでリラックスできたのも、
早く結果が出た要因かもしれません。

現在は、安胎薬を服用頂いている。