不妊症相談(不育症)40歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

<<お悩みの症状>>

結婚4年、

人工授精2回、体外受精3回したが妊娠には

至らず。

子宮が厚く大きいという診断をうけている。

このまま、治療を進めても難しいと考え、

漢方薬を服用し、体調を整えて、

再び、体外受精にチャレンジしたいとご来店。

<<処方>>

年齢が40歳という事もあり、

生殖機能の向上を目的とし、

補腎剤、牡蛎製剤、気血双補剤を服用いただいた。

服用から3か月後に採卵。

<<経過1>>

21個採卵でき、

分割胚4個、胚盤胞4個凍結出来た。

漢方薬服用前の採卵は11個採卵し、

分割胚2個、胚盤胞2個を凍結だったので、

漢方服用後の方が、

採卵数、や凍結胚のグレードがよく

よろこんで頂けた。

<<処方2>>

移植にむけての漢方薬に処方変更。

移植周期より、

補腎剤は双料参茸丸に変え、

気血双補剤は継続、

内膜が薄いという事で、婦宝当帰膠も加えて服用頂いた。

<<経過2>>

妊娠判定プラス。

妊娠継続中。

<<考察>>

漢方薬服用から、3か月で採卵、

その2ヶ月後の移植で妊娠されました。

40歳という年齢ですが、

採卵個数も多く、良好胚が多数凍結できました。

着床にも問題があると考え、

補腎剤を採卵前と移植前は変更した事などが、

良い結果につながったのではないかと

思います。