不妊症と甲状腺機能低下

こんにちは(^_-)-☆

8月から不妊症相談で来られている

お客様ですが、

約3か月服用頂いて基礎体温が綺麗になってきました。
高温期も15日あり、

妊娠かな~
とお客様と喜んでいたら、

生理がきてしまいました。

初回の時にも確認したのですが、

甲状腺の検査をしているかどうか

定かでないとのことでしたので

再び、

検査してみるのもいいかもしれないと

お話しました。

すると今日電話があり

甲状腺のTSHの値が5.01

という事でした。

以前もブログで紹介しましたが、

TSHは(基準値0.27〜4.2)

(妊娠希望なら2.5以下が望ましい)
5.01は明らかに甲状腺機能低下です。
このお客様は

2年前から不妊治療をされて、
体外受精を7回されて、

その中で1回流産されています。

転院も1回されているので、

不妊専門の婦人科2か所で、

どちらでも

甲状腺の検査はされていなかったという事ですね。

甲状腺機能低下は黄体機能不全の原因にもなりますし、

卵巣のはたらきににも少なからず影響があると思われます。

最近、順天堂大学の産婦人科のチームが

TSHとAMH(卵巣の予備能の数値)相関関係がある、

つまりTSHが高いほどAMHが低いという

論文を出したそうです。

このお客様も年齢よりもAMHが低いのです。

今日からチラージンを服用し

TSHの値が下がるまで

避妊するようにと指導されたそうです。

もっと早い段階で検査をしていたら・・・

と、がっかりしながらも

妊娠しにくい原因のひとつが明らかになり

スッキリしたと言われました。

漢方薬は引き続き服用しながら、

チラーヂンを服用し、

数値が落ち着いたら、
再び体外受精にチャレンジする予定になりました。

不妊症の方は甲状腺機能低下の方が多く、

6〜7人に1人は甲状腺機能低下と言われています。
不妊治療をしながらもうまくいかず、
甲状腺の検査をしているかはっきりしない
という方は
一度専門病院で検査されること

おすすめします。