不妊症相談(甲状腺機能低下、不育症)32歳

結婚後6年経過

2年前よりタイミング療法、人工授精をしたが、

2回化学流産、

その時全身に痒みが出た事も気になっている。

生理前3日くらい不正出血がある。

アトピー性皮膚炎もある。

体外受精を考えているが、このままチャレンジしても

うまくいかない気がして漢方薬を服用したいと

ご来店。

この時点では甲状腺機能は検査されていませんでした。

<<処方>>

低温期は活血剤、清熱解毒剤、補腎剤、

高温期は清熱解毒剤気血双補剤、シベリア霊芝を服用頂いた。

<<経過1>>

短かった月経周期が28日になり、

生理前の不正出血が減った。

アトピー性皮膚炎も以前よりも調子がいい。

<<処方2>>

体調がいいことより、2ヶ月目、3か月目も同処方。

<<経過2>>

服用から4か月目で体外受精を行い、

良好胚が数個凍結できたが、

融解、移植の段階で胚の分割が止まってしまい、

移植できないことが続き、

ご本人もモチベーションが下がり気味。

アトピー性皮膚炎が持病にあることや、

化学流産時に全身の痒みがあったりと、

そのことも気になっていたので、

甲状腺機能の検査や不育症の検査など、

自己免疫疾患の検査をしてみることを

おすすめ。

すると甲状腺機能低下が見られ、

病院からはチラージンが処方された。

<<処方2>>

処方1に加えてイーパオ(蟻製剤)を服用。

<<経過3>>

甲状腺機能の数値も安定し、

体調も良好、不正出血も全くなくなったため

再び採卵。

<<処方3>>

採卵周期、

生理から採卵までは補腎剤、活血剤、イーパオを服用頂いた。

<<経過4>>

5個授精良好胚となり凍結できた。

<<処方4>>

移植にむけて、

気血双補剤、清熱解毒剤、補腎剤、シベリア霊芝を服用頂いた。

<<経過5>>

妊娠判定プラス。

安胎を目的として同処方で継続。

つわりはあるが体調良好。

現在安定期に入り一安心。

<<考察>>

漢方服用から10ヶ月、

2回目の

体外受精で妊娠されました。

1回目の体外受精の時に、

何度も移植がキャンセルとなり、

どこか身体の中で妊娠に至らない

悪さをしている何かがあるように感じました。

その原因を探りながら、

改善の為の漢方薬や治療薬を服用することで、

妊娠に至ったと感じます。

途中モチベーションが下がりながらも

気持ちをリセットして

諦めず不妊治療を頑張られた結果だと思います。