採卵3回移植11回目で嬉しい報告

こんにちは。

先日妊娠10週に入り無事心拍確認でき、

不妊治療専門病院を卒業されたお客様が来られました。
去年の8月

初めてなごみ堂に来られた時の状況は39歳、

3年間の間に3回採卵し、

8回の移植で10個の胚(うち胚盤胞8個)を移植されていました。

8回の移植での結果は、

1回は化学流産、

2回は陽性反応あるも、心拍確認できずに初期流産、

後の5回はすべて陰性です。
とても真面目な几帳面な方で、

初回の相談の時、

基礎体温表、今まで病院でした検査結果、

(ここまでは皆さんけっこうありますが)
3回採卵した日付、

それぞれの採卵時の、採卵数、

顕微授精、体外受精をした個数、

その結果の

正常受精数、

凍結胚の分割胚、胚盤胞数のグレード別の個数を一覧にした表と
8回移植した日付

移植した胚のグレードと個数、判定結果等を表にしたものを

持参されていました。

とても分かりやすい表でした。
これだけ良好胚を移植しても妊娠継続できないのには

きっと何か要因があるように思います。

詳しくお話を伺うと、

内膜が薄い事と、

子宮内膜がぼこぼこになりやすいと医師から指摘を受け、

一度スクラッチ手術をしたが、

その後の移植では妊娠判定が出たが結果的には

2回とも初期流産

となってしまったそうです。

スクラッチ手術は痛くてもうしたくないそうで、

漢方薬で子宮環境を良くしたいとのことでした。

これだけたくさんの胚を移植をしていらっしゃいますが、

まだ残っている

凍結胚は初期胚が2個

胚盤胞が5個と、

ご本人様は大変な思いをされていると思いますが

沢山の凍結胚があり、

羨ましいと思われる方も多いのではないかと

ちょっと思ったりします。

漢方薬は移植の周期以外は

活血剤を中心に移植周期は

補血剤、清熱解毒剤、補腎剤などを服用頂きました。

漢方薬服用から2か月後の移植は

残念ながら陰性でした。

その2か月後の移植も残念なことに陰性。
そして、

その再び2か月後の移植は、

残り最後の凍結胚です。

年齢も40歳となり、

お客様もそうですが

私も祈るような気持ちです。

そして、そして、判定の当日ご来店され・・・

相談机につく前すごーくドキドキします。

「どうでしたか?」

お客様

「陽性出ました。でもまだ何とも言えません。」

私、

「そうですよね。」

(といいつつも、ひと安心・・・)

その後も安胎を目的とした漢方薬を服用頂きながら、

毎回ご来店時ドキドキしながら、

胎嚢確認でき、心拍確認でき、赤ちゃんの大きさも

標準となり10週を迎え不妊専門病院は卒業されました。

3年間で3回採卵、11回目の移植です。

漢方薬服用からは半年、

移植は3回目でした。

妊娠報告はいつもすごく嬉しいのですが、

今回の結果は本当に嬉しかったです。

まだまだ安心はできませんが

無事にご出産される日を

心からお祈り申し上げます。

 

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