産後の体調管理

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは。

先日、無事にご出産されたとのご報告がありました。

このお客様は生理痛があったために、

結婚される前から、

「私は妊娠しにくいのでは・・・」

と思い、

漢方薬を服用されていました。

結婚されてから、まもなく妊娠され、

妊娠後も服用いただいていました。

何に対しても

万全の準備をしてのぞまれるタイプの方です。

たいていの方は、結婚前に生理痛があったり

生理不順があったりしても、日常生活に支障がなければ

気にしながらも日々の生活におわれて、そのままにしているのではないかと思います。

しかし、いざ結婚してみると

なかなか妊娠しない・・・

そうなって初めて病院や薬局に相談に来らる方が多いと思います。

それが悪いということではありませんが、

人はそれぞれで、興味深いな~

と思います。

そして、出産報告の電話で、

「産後の体調を整えるための漢方薬を服用したいので

主人が取りに行きますので、用意しておいてください。」

と・・・

やはり、万事において万全です。

出産後は、

体力も消耗し、ホルモンの状態も産前とはガラッと変わり、

なれない授乳や、赤ちゃんのお世話で、

体調を崩す方が多いでのです。

最初は、出産の喜びと、気が張っていることで

やり過ごせたり、気づかないのですが、

そのうちに

気分が落ち込んだり、疲れやすくなったり、

でも授乳しているから、薬はのめないし・・・

と一人で悩んで、

産後うつになる方もいらっしゃいます。

産後用の漢方薬は

悪露の排出や子宮の回復のための活血剤、

体力消耗回復や、授乳による血虚の改善のための補血剤、

産後の抑うつや、イライラの改善に働く疏肝解鬱剤

などがバランスよく配合されたものがお勧めです。

産後の体調不良にお悩みの方は

お気軽にご相談下さい。