結婚して2年経過、3回自然妊娠したが、
3回とも流産。
病院からは多嚢胞性卵巣症候群と診断を受けている。
3回流産をしていることから不育症の可能性もあるとのこと。
クロミットとバファリンが処方されている。
3度目の流産の時検査をしたら、原因は染色体異常だった。
月経周期は排卵誘発剤を服用して、30~35日。
生理痛はほとんどないがオリモノが多い。
体質改善したいという希望でご相談に来られた。
<<処方1>>
活血剤、理気剤、化痰剤を服用いただいた。
<<経過1>>
1か月服用ですぐに妊娠されたが、その後、流産。
流産から1か月後に、漢方薬を再開。
<<処方2>>
処方1と同処方。
<<経過2>>
クロミットを使わず、漢方薬のみ服用で、しばらく様子を見る。
流産後の為3ヶ月避妊する。
検査したところ前回の流産も染色体異常が原因だった。
<<経過3>>
漢方薬再開から3か月後に再び妊娠。
安胎を目的とした漢方薬に切り替えて、服用いただいた。
その後胎児診断をされたところ、染色体に異常なし。
無事に女の子をご出産されました。
<<考察>>
初回相談時に3回流産されていた方です。
1,2回目の流産は検査をしていないのでわかりませんが、
3回目の流産と、漢方服用開始してすぐの4回目の流産は
染色体異常が原因でした。
この方は、妊娠しやすいのですが、染色体に問題がある為、
流産を繰り返していたと考えられます。
その後、漢方薬服用開始から3か月後の妊娠は
胎児診断から、染色体に問題がないことがわかり、
無事にご出産されました。