不妊症体験談(34歳)第2子不妊

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

 

 

<<ご相談内容>>

第2子を希望して2年経過。

タイミングや人工授精でも妊娠に至らず

体外受精で採卵し、胚4個凍結できた。

2回移植したが妊娠に至らず。

(1回は化学流産と思われる)

漢方薬を服用して体調を整えてから、

移植にチャレンジしたいとご相談に来られました。

体調に大きな問題はなさそうでしたが、

胃腸が弱いこと、疲れやすい、冷え性

もともと卵巣嚢腫があり

自己免疫疾患をお持ちでした。

<<処方1>>

移植までに1か月以上あるとの事でしたので、

活血剤、補気健脾剤、散寒剤を服用いただきました。

<<経過1>>

疲れやだるさ、冷えなど以前より改善され、

冷えや胃腸の調子も良くなってきた。

<<処方2>>

1週間後に移植の予定の為

柴胡剤、気血双補剤、シベリア霊芝を服用頂いた。

<<経過2>>

陽性判定、胎嚢確認ができました。

<<処方3>>

安胎を目的とした漢方薬を継続して服用。

<<考察>>

初回相談の際は、移植までに1か月以上あるという事でしたので、

活血剤で、子宮や卵巣の血流を改善し、

補気健脾剤で、胃腸や体力をつけ、

ベースの体調を整えるようにしました。

そして、移植が1週間後になってきたので、

着床を助けてくれるように、

気血双補剤、もともと自己免疫疾患を持っていらっしゃったので、

過剰免疫の可能性もあると感じ、

柴胡剤やシベリア霊芝を服用いただき、

妊娠判定となりました。