16May
こんにちは(^_-)-☆
先日、
70代のお父さん、お母さんの漢方相談に
お嬢さんが来られました。
お父さんが最近、ちょっとした事で激昂したり、鬱気味になったり、
物忘れもするようになってきたそうです。
糖尿病、高血圧をもっていらっしゃいます。
そして、お母さんも高血圧で
物忘れが、お父さん以上にひどいそうです。
その事がお父さんの激昂の
原因のひとつになっており、
お父さんがお母さんを怒りとばして、いると(*´Д`)
お二人とも、病院から多種類の薬がでており、
降圧剤が何種類も出ています。
高血圧の方に降圧剤はもちろん必要ですが、
これだけの降圧剤を長期間服用すると、
認知症や物忘れや鬱傾向に影響
しているのではないかと感じます。
高齢化がすすむなか、
心身共に、健康で長生きするためには
出された薬を飲み続けるだけでなく、
運動や、食事の改善をする事で、
降圧剤をへらす、むやみに増やさないという、
努力が必要なのではないかと感じます。
お嬢さんはこの状態を改善したいと思ってますが
御高齢で頑固になってしまったお父さんは、
「生活を改めたほうが良い」
という
忠告を簡単には受け入れようとはてくれません。
そこで、漢方薬でなんとかならないか
と考え、ご来店頂いたようです。
漢方薬は、
平肝熄風、理気、解鬱作用の
釣藤散を服用頂くことにしました。
釣藤散は高血圧や動脈硬化に対しても使用し、
最近では認知症や老人性の鬱に対しても使われます。
御高齢のご両親が、これからの人生を、
毎日のように、怒ったり、鬱になった状態で生活するのでは
悲しいですね。
漢方薬が、一助の光になって欲しいと願うばかりです。