13Jan
こんにちは(^_-)-☆
寒くなったためか、
痛みや痺れのご相談が増えています。
今日はお気に入り処方㉓独活寄生湯です。
中医学で
痛み痺れを主症状とする筋肉、関節疾患の総称を「痺症」といい、
その改善の方剤を祛風湿剤といいます。
祛風湿剤は鎮痛作用を主とし、
他に血管拡張による血行促進、組織間に貯留した、水分を血管内に吸収する
などの作用があります。
「痺症」の中でも慢性化したものを「頑痺」といい、
頑痺に対応する処方の1つが独活寄生湯です。
独活寄生湯は
祛風湿(独活、防風、秦艽)のはたらきに
散寒通経(桂皮、細辛、生姜、牛膝)
補腎(桑寄生、杜仲)
補血滋陰(当帰、芍薬、川芎、地黄)
補気(人参、茯苓、甘草)
と構成からも、
長期にわたる痛みから、
生気の消耗や冷え
腎精の不足により、肝血虚となり、
関節の変形や
関節の潤い不足による、こわばりがあるような
方にも効果があります。
高齢者や虚弱者の痛み痺れなどに効果があり、
とても使いやすい処方です。
痛みや痺れなどが慢性化し、
病院に行ってもなかなか良くならないという方は、
漢方薬も選択肢の1つとして
考えてみられてはいかがでしょうか!(^^)!
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