19Jan
「また腫れてきた…」
バルトリン腺炎の痛みや違和感に悩まされ、再発を繰り返している方は少なくありません。膣の入り口にあるバルトリン腺が細菌感染を起こすことで腫れや痛みが生じ、症状が進行すると膿が溜まり「バルトリン膿瘍」となり、日常生活に大きな支障をきたします。
病院では抗生物質や切開排膿などの治療が行われますが、「治ってもまた再発」「痛みが強くなるまで病院に行きづらい」と感じる方も多いのではないでしょうか?
漢方では、こうした繰り返す炎症を「湿熱」や「免疫力の低下」など体質の乱れによるものととらえ、再発しにくい身体づくりを目指します。
1.バルトリン腺炎に悩む方へ、これ以上進行させない。福岡の漢方薬局による改善。
バルトリン腺炎とは膣の入り口付近にあるバルトリン腺が細菌感染を起こし、腫れや痛みを生じ、炎症を起こしている状態です。バルトリン腺の分泌物の出口がつまり、分泌物がたまり、嚢胞となり、さらに感染が進み、膿がたまるとバルトリン膿瘍に悪化します。バルトリン膿瘍になると、歩いたり、座った状態でも痛みを強く感じるようになります。
治療は抗生物質や切開して排膿する治療となりますが、再発を繰り返すことも多く、病院に行きにくい、治療に抵抗があるという方も多いです。
バルトリン腺炎になる原因は大腸菌やブドウ球菌などの常在菌などが腺の開口部から侵入し感染することで起こります。
切開や抗生物質でいったん治癒しても、再発することも多く、免疫力の低下や感染しやすい体質などがあれば、漢方薬での体質改善や、生活改善での再発予防も必要です。

2.バルトリン腺炎の原因とは?漢方薬の視点から解説
漢方薬での治療の考えの考え方に扶正去邪という考え方があります。
扶正=免疫力を上げる
去邪=邪気を取り除く(ウィルスや菌を取り除き炎症を抑える)
免疫力を上げる漢方薬と
抗菌、抗ウィルス、炎症や腫れを抑える清熱解毒の漢方薬を服用し、
現在の症状をとりながら、免疫力を高め、再発しない体質改善を同時に行います。
またバルトリン腺炎やバルトリン嚢胞による炎症は、発症の部位が陰部であるため、湿気が多いため漢方的に考えると湿熱という証(病態)になります。
湿熱とは湿証と熱証が混在したしたもののため、通常の炎症をとる漢方薬では効果が上がりづらく、湿熱改善の処方を選ぶ事が大切です。
3.バルトリン腺炎に使われる代表的な漢方薬は?
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
湿熱タイプ。おりものが多く、腫れ、熱感がある場合に効果的です。
荊防敗毒散(けいぼうはいどくさん)
膿や腫れ、熱感が強いタイプ、炎症を繰り返す方におすすめしています。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
瘀血タイプ。膿や熱感はないが、しこりがとれない。血の巡りを改善して炎症の再発を防ぐ効果があります。
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
血虚・冷えがある人。女性の身体全体の巡りを整えます。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
体力低下・疲れやすく、免疫力が落ちている人に効果があります。

4.漢方薬でバルトリン腺炎が予防・再発が防げた実例
38歳
<<ご相談内容>>
5年前、妊娠中に初めてバルトリン腺炎になった。その時は切開して膿を排出した。その後繰り返すようになった。子供が2人いて、育児に体力を使うため、いつも疲れていて、それもバルトリン腺炎を繰り返す要因かもしれない。おりものが少し嫌なにおいがする気がするとの事。現在はピンポン玉大に腫れて、炎症を起こしそうな状態。
<<漢方薬服用後>>
湿熱をとる漢方薬と、清熱解毒(炎症をとる)の漢方薬を服用いただいた。
漢方薬を服用開始して、比較的早期に腫れが治まった。おりものの匂いも気にならなくなった。
漢方薬服用から一か月で、腫れそうになってもそれ以上膨らむことなく、おさまるようになった。
3か月経過で、バルトリンが膨らむことは全くなくなり、疲れなどの体調不良もなくなった。
小さい子供を連れて、病院に行き、何度も切開を繰り返すのが、とてもストレスになっていたので、病院に行かなくて済んで、喜ばれました。
身体も元気になったので、仕事を始められました。
44歳
<<ご相談内容>>
5年前にバルトリン腺炎になり、婦人科で針をさし、中の液体を押し出す治療をした。数日前より左側のふくらみが大きくなり、ウズラの卵の大きさ位になり、痛みもある。
おりものの色は白いが、匂いが少し気になる。冷えや目の下のクマ、肌荒れが気になる。
<<漢方薬服用後>>
湿熱をとる漢方薬と、お血改善のかっ血剤を服用いただいた。
漢方薬服用から1か月で、腫れや痛みがおさまってきた。おりものの匂いも気にならなくなった。2か月経過で、肌荒れや、目の下のクマが薄くなってきて、驚かれた。
5.バルトリン腺炎の再発防止策のための生活習慣
◇下半身を冷やさない(下半身を締め付けない服装、湯船につかり、血行促進)
◇通気性のよい下着を選ぶ(ナイロンではなく綿素材)
◇過労・ストレスを溜めすぎない、充分な睡眠をとる(自律神経と免疫のバランスを整える)
◇甘いものや脂っこいもの、アルコール、刺激物はなどは炎症を悪化させるため、なるべく控える。
6.漢方の注意点とおすすめの相談先
漢方薬を効果的に服用するためには、自分の証(タイプ)に合った処方を服用することが大切です。
例えば炎症の強い湿熱タイプなのか、免疫力の低下した気虚タイプなのか、血流障害のお血タイプなどを見極め、その改善に適した処方を服用することで、効果的に改善されます。
そのためには漢方相談のできる漢方薬局で問診のうえ処方された漢方薬を服用するようにしましょう。
7.まとめ
バルトリン腺炎は、炎症が強くない時はついつい放置してしまいがちですが、日常の生活の中で違和感があったり、ストレスとなることも多い疾患です。また炎症がひどくなると、膿がたまり、痛みや腫れ、発熱などを伴い歩くことも、座ることもつらくなります。
炎症期や寛解期を何度も繰り返し、痛みがなくても腫れがとれなくなっている方もあります。
漢方薬は生薬からできており、副作用が少なく安心して服用できます。
生活習慣の見直しと併せて、バルトリン腺炎になる体質的な要因を見極め、再び発症しない体質に改善していくことを目指しましょう。
関連記事
![]() | ![]() |



















