不妊症かもしれないという認識の個人差

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは。

毎日不妊症相談の方のお悩みを伺うと

個人個人で認識の差があるということを感じます。

先日、妊娠された方は25歳。

結婚されて1年経過していました。

生理不順で月経周期が40日前後。

以前は4~5か月生理が来ないこともあり、

「不妊症かもしれない・・・」と感じ

結婚してすぐに妊活を始められましたが

まだ妊娠には至っていませんでした。

漢方薬を服用開始から2か月で妊娠されましたが、

この時は残念ながら、初期流産でした。

その後再び漢方薬を服用しながら

妊活を頑張り、4か月後に妊娠され、現在順調に経過しています。

25歳という若さですから、のんびりの方でしたら、

不妊症かも・・・

という危機感を持たず、

そのうち授かるだろう・・・

と数年を過ごす方もいらっしゃると思います。

一方では

結婚して10年以上経過し42歳になった時

初めて婦人科を受診されました。

初診から体外受精を勧められ、

漢方薬も服用したいとご相談に来られました。

専業主婦の方です。

時間の余裕が全くなかったわけではないと思います。

どちらが良いとか、悪いというわけではありませんが

「不妊症かもしれない・・・」

という認識の違いだと感じます。

ただ時間は元には戻せませんから、

もっと早くに行動を起こしておけば良かったと

後悔のないようにと思います。