フラットな気持ちが大切

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは(*^_^*)

 

不妊症相談で漢方薬を服用頂いていたお客様が

 

無事ご出産されました。

 

最初に来られたのは4年前

 

採卵を何回かされ、

 

移植も何度かされ

 

何度も妊娠判定が陽性になったのですが

 

毎回7週前後で流産されます・・・

 

1度も妊娠判定が出ないという方は

 

妊娠判定が出ると、

 

「まだ安心はできないが、一歩前進できた。」

 

と喜ばれますが、

 

流産を経験している方は

 

妊娠することで

 

「再び流産するのでは・・・」

 

と不安になり妊娠が素直に喜べないという方が多いです。

 

この方は流産が3度も続き、

 

詳しい不育症の検査をおすすめしましたが

 

その後お父さんの介護が大変になったこともあり

 

それどころではなくなり、

 

いったん不妊治療はやめられました。

 

それから、1年近く経った頃

 

凍結胚の保管期限が近くなり

 

凍結胚をそのままにするのもしのびないので

 

残った最後の凍結胚を移植するので

 

また漢方薬を服用したいとの連絡がありました。

 

そして、移植後再び妊娠判定が出ました。

 

ご本人は

 

「やっぱり・・・」

 

という感じで苦笑いです。

 

けれども以前のように

 

不安になることもなく

 

過剰に期待せず、

 

淡々と日々を過ごしていたら

 

安定期を過ぎ、そして先日無事にご出産されました。

 

大変だった介護ですが

 

妊娠がわかった後に

 

「安心して出産しなさい」

 

と言われているかのように

 

お父様が亡くなられたそうです。

 

最後の胚が染色体などの問題がないために

 

無事にご出産に至ったのか

 

それとも気持ちがフラットでいられたために

 

上手くいったのかはわかりませんが

 

不妊治療も、

 

親御さんの介護も

 

どちらも頑張ってこられました。

 

無事に元気な赤ちゃんをご出産され

 

本当に良かったと思います。

 

落ち着いたら赤ちゃんを連れてきていただけるとのこと、

 

今から楽しみです(^^♪

 

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