お客様からのお悩みのメールは
「3年前に第一子を自然妊娠し、帝王切開で出産しました。
出産の1年後にコロナにかかってそのあとから、自律神経が乱れているのか、体調がすぐれません。
妊活をスタートしたのですが、生理が来なくなり、
不妊治療のクリニックに行って検査をしたら、多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。
排卵誘発剤や、注射をして、5周期タイミングをとりましたが、妊娠しませんでした。
次は体外受精を勧められそうですが、できれば自然妊娠したいと思っているので、ご相談したいです。」
という内容でした。
お電話で詳しく体調などをお聞きすると
多嚢胞性卵巣症候群の為生理周期が長く、排卵がいつも遅れ気味、
オリモノが多く、身体が冷えやすい。
育児もあって、いつも疲れている。
多嚢胞性卵巣症候群の方は、中医学的にみると、お血と痰湿のタイプが多いです。
血の流れが悪く、滞っており、身体に水をためやすい体質の為、
オリモノが多かったり、むくみやすかったりします。
また育児疲れや、コロナの後遺症で、自律神経のバランスも崩れてしまい、
体調不良に陥ってしまわれているようでした。
漢方薬は、多嚢胞性卵巣症候群のタイプに多い、
お血、痰湿を改善する、活血剤、化痰剤、
自律神経を整えていく疏肝理気剤を服用いただきました。
すると疲れやだるさ、イライラや気分のおちこみもなくなり、
生理周期も整ってきて、漢方薬服用から、2か月半で
希望通り自然妊娠されました。
この方は、育児疲れや、コロナ後の体調不良が長引き
そのためにホルモンバランスも崩れて、多嚢胞性卵巣症候群となったと思われます。
漢方薬でホルモンや自律神経のバランスを整えて、
妊娠しやすい身体づくりをすることで、自然妊娠に至りました。
無事に元気な赤ちゃんをご出産されることをお祈り申し上げます。