<<ご相談内容>>
結婚して7年が経過。
1度妊娠したが、初期流産。
その後なかなか妊娠しないので婦人科を受診し、検査をしたところ、
卵巣機能低下、黄体機能低下と診断された。
人工授精を2回したが、妊娠には至らず。
月経周期は26日から28日で高温期が短い。
疲れやすく、常時イライラしている。生理痛や、月経血の塊はほとんどない。
友達や知り合いが、第一子、第2子と妊娠していくので焦りを感じる。
漢方薬で卵巣機能を高めたい、イライラをどうにかしたいという希望でご相談に来られた。
<<処方1>>
補腎剤、気血双補剤、理気剤を服用いただいた。
<<経過1>>
常時イライラしていたのが、落ち着いてきた。
疲れや倦怠感も前ほどではなくなった。
<<処方2>>
体調良好の為処方1と同処方。
<<経過2>>
先月と同様、精神的に落ち着いている。月経周期が28日で、安定してきた。
以前より夜もぐっすり寝れるので、疲れをあまり感じなくなった。
<<処方3>>
処方1と同処方。
<<経過3>>
漢方薬服用から3か月で妊娠されました。
<<考察>>
卵巣機能が低下し始める34歳という年齢という事と、
妊娠できないというストレスで、悪循環になっていたと思われます。
漢方薬の補腎剤で卵巣機能を高め、理気剤で精神的な安定をはかり、
気血双補剤で、身体の全体的な機能を高めたことで、妊娠されたと考えられます。