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繰り返す頭痛に漢方薬という選択肢を|鎮痛剤に頼らない方法と改善へ

1.日常的に繰り返す頭痛、鎮痛剤にたよらない漢方薬のすすめ

頭痛は多くの方が悩み、鎮痛剤で一時的にしのいで過ごしている方が多いと思います。
しかし、鎮痛剤を頻繁に服用することで、かえって頭痛が今まで以上におこりやすくなり、
「服用回数が増えてしまう」「同じ量の薬では効かなくなる」
などの弊害も出てきます。鎮痛剤で痛みを一時的にしのぐだけでなく、漢方薬で体質改善をし、鎮痛剤に頼らない身体作りを目指しましょう。

頭痛にはタイプがあります

「片頭痛」
頭の片側、または両側にズキンズキンと脈打つような痛みがおこります。強い痛みの時は吐き気を伴う事があります。

「緊張型頭痛」
頭を締め付けられるような痛み。肩こりや首のこりなど、筋肉の緊張が長期間続く事でおこります。

「群発頭痛」
片側のこめかみや目の周りに、鋭い痛みがおこります。
三叉神経の炎症が影響していると考えられています。

頭痛の原因は様々です
※気圧の変化
※ストレス
※PMSなどのホルモンバランスの崩れ
※メニエル
※起立性調節障害
※高血圧、低血圧、貧血
※風邪

漢方薬での頭痛の改善は、症状や体質、どんな時に症状が出るか、悪化するかなどを詳しくうかがう事で、その原因や要因を見極め、それを改善することで、頭痛の出ない身体へ導きます。

2.頭痛の種類と漢方的な原因の捉え方を解説

漢方や中医学では

身体の構成要素を(気 血 水)と考えます。
また身体の機能を五臓(肝 心 脾 肺 腎)に分けます。

気・血・水がスムーズに流れ、五臓の機能が問題なく機能することで、健康な身体を維持しています。

気・血・水の流れが悪くなったり、五臓の機能が停滞すると様々な症状が出てきます。

頭痛の要因は、
「水滞、痰湿」「お血」「肝気鬱血」が考えられます。またこれらの症候が組み合わさって、頭痛が重症化、慢性化している可能性があります。

「水滞、痰湿」タイプ
身体の中に水をためやすい体質で、メニエルや、お天気の変動で、頭痛や頭重感がおきます。

「お血」タイプ
生理前の頭痛やPMS、生理の時の頭痛。また血圧が高い時に起こる頭痛。

「肝気鬱血」タイプ
ストレスにより肝の疏泄が停滞し、肝気がつまり上衝することで、肩こりや頭痛がおこる。緊張や抑うつなどの精神状態を伴う。

「水滞、痰湿」「お血」「肝気鬱血」などを証と言い、証が決まる事で、改善の漢方薬処方が決まります。

これらの改善の漢方薬が決まる事を「弁証論治」といい漢方処方を選ぶうえの基本の考え方になります。

 

3.漢方薬での頭痛への処方例

釣藤散(ちょうとうさん)

高血圧・のぼせ・頭が重いタイプに効果があります。

 

加味逍遙散(かみしょうようさん)

ストレスやPMS、イライラすると頭痛がする方。「肝気鬱血」タイプに効果的です。

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血行不良・冷え・瘀血が原因の頭痛に効果があります。

 

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

冷えや胃の不調を伴う片頭痛に効果的です。

 

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

「痰湿」や「水滞」など、身体の中で水分代謝が悪くなり、水の偏在によっておこる頭痛に効果がある。頭痛以外にもめまいを伴う場合などにも効果があります。

 

これらの漢方薬を組み合わせて服用いただく場合もあります。
※服用の際は薬剤師にご相談ください。

4.漢方薬による頭痛改善の実例

32歳女性

仕事を始めてから徐々に頭痛薬を飲むことが多くなった。疲れがたまった時や、寝不足の日、雨の前日や、生理前など、一か月のうちの半分くらいは鎮痛剤を飲んでいる。痛みがひどい時は吐き気があり、はいてしまうときもある。鎮痛剤の服用を減らしたいが、痛みがあると仕事が出来ないので、つい飲んでしまう。鎮痛剤の服用を減らすために、漢方薬で改善したいとご相談に来られた。

漢方薬を服用開始から2週間経過で、頭痛薬を飲む回数が減ってきた。
一日3回飲んでも効かない時があったが、一回飲めばやり過ごせるようになった。
服用から一か月で、服用した日数が半分以下になった。以前より頭もすっきりしている。
漢方薬服用から2か月経過で、頭痛薬はほとんど飲まなくても良い状態になった。
胃の状態も良く、全体的な体調も良い。

 

47歳男性

仕事のストレスから、頭痛やイライラ、めまいがおこるようになった。
頭痛は鎮痛剤で抑えていたが、最近は飲んでもあまり効果が無い。
頭痛もつらいがイライラや気分の落ち込みなどの精神不安がひどくなっている。
心療内科から鎮痛剤と抗不安薬、睡眠導入剤が処方されているが、出来れば飲みたくない。

漢方薬を服用から一か月で、頭痛はかなり改善された。イライラや気分の落ち込みも以前よりしなくなった。睡眠導入剤を服用しなくても、寝付ける日も出てきた。
漢方薬服用から2か月で、頭痛、イライラ、気分の落ち込み、不眠などの症状はほぼ改善され、心療内科からの処方薬をやめることが出来た。

 

5.頭痛改善のためにできる生活習慣改善のすすめ

◆冷え対策
冷えは血流を悪くしたり、水分代謝を低下させ、頭痛を誘発します。身体を冷やし過ぎないようにしましょう。

◆ストレスマネジメント
ストレスがかかると、血行が悪くなり、頭痛を誘発する原因となります。深呼吸や瞑想などを日常生活に取り入れ、充分な休息をとるようにする。

◆食生活の見直し
規則正しい食事と、栄養バランスの良い食事は、身体を作る基本になります。
ビタミンミネラルやタンパク質を積極的にとり、糖質に偏らないようにする。

◆十分な睡眠
睡眠時間が少ないと、次の日の頭痛の原因になります。

◆頭痛の記録をつける
お天気や睡眠時間、その他の要因と、頭痛の関係を記録することで、頭痛を回避する対策をとる事ができます。

 

6.鎮痛剤との違いと漢方の注意点・始め方

鎮痛薬は一時的には効果があっても、同じ量では効かなくなったり、長期連用することで、副作用も出てきます。漢方薬は生薬からできており、長期服用しても副作用が少なく安心して服用できます。また頭痛がおきている原因から改善するため、頭痛以外にも、「めまいがなくなった」、「頭がすっきりしてきた」、「イライラや、気分の落ち込みがなくなった」、といった頭痛以外の症状も一緒に改善することができます。

 

7.まとめ

頭痛でお悩みの方は多いと思います。鎮痛剤を服用しているが、連用することが多く心配になっている方や、なるべく薬は飲まないようにしているが、頭痛がはじまると家事や仕事ができない、などお悩みは様々です。
また頭痛の原因はその方によって違うため、その人に合った対処が必要です。そのためには、漢方専門の薬局で、詳しく症状や体質、どんな時に悪化し、どんな時に好転するかなどを詳しく伝え、自分に適した漢方薬を服用することが大切です。
なごみ堂では、詳しく症状をお聞きし、適切な漢方薬をお選びします。漢方薬は毎日自宅で服用することで、症状を改善できます。遠方の方はお電話で症状などをお伺いし、郵送できます。お気軽に御相談ください。

 

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