こんにちは
先日から不妊症の漢方相談の方で、
甲状腺機能低下の方が
立て続けにみえました。
おひとかたは機能低下があると知らず、
3年間で3回自然妊娠し、3回とも流産し。
その後不妊治療を始めて、
検査で甲状腺機能低下と診断。
わかった段階でチラージンを服用し、
甲状腺の値は安定するが、
その後は人工授精4回、
体外受精7回をしても妊娠にいたらず
漢方薬も併用したいとのことでご来店いただきました。
もうひと方は、
最近福岡に引っ越され、
引っ越す前の病院で、甲状腺機能低下はあるが、
この程度なら妊娠に影響はないと言われた。
しかし、4回自然妊娠し、4回流産。
引っ越しに伴い転院した福岡の病院では
現在の甲状腺機能の数値では
妊娠はしない方がいいので、
薬で甲状腺機能を改善してから、
不妊治療を始めましょうと言われたとのこと。
お一人目の方の3回流産は、厳しい言い方をすれば
ご本人さんの認識不足とも言えますが、
お二人目の方の
4回流産は甲状腺機能が影響してたともいえなくもなく、
前の先生がきちんと対応していてくれたら・・・
と悔やまれると、おっしゃられました
甲状腺ホルモンは卵胞の成長に影響するため、
排卵障害になったり、排卵しても
妊娠を維持するための
黄体ホルモンが十分でないばあいがあります。
4回妊娠流産された時は、37歳から39歳の間、
現在は40歳。
これから甲状腺機能低下の治療をして、
改善がみられてからの不妊治療開始です。
しかしこの方はホント前向きで、
「引っ越しもせず、転院もしなかったら、
甲状腺機能低下はわからなかったから、
今回わっかて良かったと思います。
頑張ります」
お二人とも良い結果が出るよう
漢方薬でできる限りバックアップしたいとおもいます。
甲状腺機能低下は妊娠希望をされる
若い女性にも比較的多い病気です。
妊娠希望がある方、
妊娠の可能性がある方は
甲状腺機能低下がないか、
確認することをお勧めします。