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検査で異常なしでも妊娠できない|着床障害を漢方薬で体質改善に導く

「胚は良好と言われているのに着床しない」
「検査では異常なし。でも移植がうまくいかない」

こうした着床障害の悩みを抱える方は、決して少なくありません。
子宮内膜の厚さやホルモン値、免疫検査など、あらゆる検査をしても明確な原因が見つからず、治療を続けることに不安や限界を感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、着床には「検査では見えにくい要素」――
子宮内の微細な血流、冷え、ストレス、自律神経の乱れ、体質的な弱りなどが大きく関わっています。

この記事では原因不明の着床障害に対する新たな選択肢をご紹介します。

 

1.着床障害の悩み、漢方薬による改善とは。

着床障害とは受精卵が子宮内膜にうまく定着しにくい状態を言い、いくつかの原因が考えられます。
主な原因としては

◇子宮内膜の問題

子宮内膜が薄い
子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ
子宮内膜炎

◇受精卵(胚)の問題

胚の染色体異常
卵子や精子の老化

◇血液や免疫の異常

抗リン脂質抗体症候群などで、血栓が作られやすい
NK細胞の活性亢進や、Th1/Th2高値など

◇ホルモンバランスの乱れ

黄体機能不全
甲状腺機能障害
高プロラクチン血症

以上の事が主な原因として考えられますが、様々な検査をしても異常の見つからない原因不明も実は多く、検査ではわからない、微細血流の障害や、ストレス、冷えなどが組み合わさって着床を妨げている原因と考えられます。

漢方薬が着床障害の改善にどう役立つのかですが、

人間の体は機能と気血などの構成要素が充実して健康な状態を維持しています。
特に妊娠にかかわる機能は「腎」の力が充実して「気血」の調和がとれている事が大切です。

「腎虚」や「気血不足」などがあれば着床を妨げる要素になる可能性があります。

これらの体質を改善する事で、原因不明であった着床障害を改善できる可能性があります。

 

2.着床障害を漢方薬的アプローチでひも解く

漢方の基本の考え方・・・
身体の機能を五臓(肝 心 脾 肺 腎)に分類し、
身体の構成要素を(気 血 水)として考えます。

「血虚」
血の不足の血虚になると、子宮内膜が薄い、月経量が少ない、月経血の色が薄い、などの状態となり、子宮環境が悪化します。

「お血」
血流障害や血液の粘調性が上がった状態です。
子宮内の血流が悪くなり着床環境が悪くなると考えられます。
月経血に塊がある、生理痛がひどいなどの症状があり、子宮筋腫や子宮内膜症の原因にもなります。

「気滞」
ストレスなどでイライラしたり、気分が落ち込んだりしやすい。
たかがストレスと思いがちですが、ストレスにより、ホルモンのバランスが崩れて、高プロラクチン血症やNK活性亢進やTh1/Th2などの免疫バランスに影響することもあります。
生理周期がバラバラという方は、ストレスがホルモンバランスに大きく影響していると考えられます。

「寒凝」
冷え、特に下半身が冷える事で、血流障害が「お血」を伴い妊娠しづらくなります。

「痰湿」
身体に水をためやすいタイプ、むくみやすく、冷え性、水っぽいおりものがいつも出ている、内膜の発育不良や、浮腫などから、着床を妨げる要因となる。

「腎虚」
腎は生殖機能を司る機能
腎虚になると、着床の能力が低下しやすい。

これらの機能が充実し、気血水が調和することで、健康な身体を維持しています。妊娠は新しい生命を誕生させる事ですから、自分自身の身体が十分に健康であることが大切です。

 

3.着床障害に効果が期待できる漢方薬とは?

芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)

血流を改善し、子宮内膜の質を向上させる。「お血」タイプに適している。

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

血液循環を促進し、冷えや不安定なホルモンバランスを整える。「気血」を補う。

温経湯(うんけいとう)

冷えによる月経異常や血行不良に。妊娠しやすい子宮環境を作る。

逍遙散(しょうようさん)

ストレス・ホルモンの乱れを調整し、リラックス作用もある。「気滞」タイプに適している。

参茸補血丸(さんじょうほけつがん)

腎を補い、エネルギー不足を解消して、妊娠しやすい体を作る「補腎」と「補血」のはたらきがある。

これらの処方を組み合わせて使う場合もあります。服用の際は漢方薬専門の薬剤師に相談の上服用してください。

 

4.漢方で着床障害を乗り越えた体験談

42歳

<<ご相談内容>>
結婚して4年が経過。3年以上不妊治療をしているが妊娠に至らず。
ステップアップして体外受精は採卵は7回、移植も8回しているが妊娠反応が出ず。
不育の検査をしたところTh1/Th2高値。
病院よりタクロリムスを処方されても、陽性判定にはならず。ストレスを感じやすく、イライラや不安感が何時もある。最近は採卵しても卵子がとれないこともあり、このまま治療を続けていても、妊娠は難しいと感じ、ご相談に来られた。高プロラクチン血症、低AMH、内膜が薄いと病院で言われている。

<<漢方薬服用後の経過>>
漢方薬は、
採卵までは疏肝理気剤、補腎剤を中心に服用いただいた。
採卵し良好胚を2個凍結できた。
移植に向けて補血剤、補腎剤、理気剤を服用いただいた。
1度目の移植は陰性判定でしたが、
2度目の移植で、陽性判定、無事に女の赤ちゃんを出産されました。

 

36歳

<<ご相談内容>>
結婚して3年が経過、周りがどんどん妊娠しているのに、なかなか妊娠できない事に焦りを感じ始めている。病院で検査をしたところ、夫婦ともに検査上の問題はない。タイミング療法、人工授精とステップアップしたが、通院や妊娠しない事に疲れて、今は病院はお休みしている。
月経周期は28日から32日と少しばらつきがある。生理前はイライラしやすい。生理痛がひどく塊もある。身体が冷えやすく、サラサラのおりものが常時あるのも気になる。

<<漢方薬服用後>>
漢方薬は、活血剤、理気剤、化痰剤を服用いただいた。
生理周期が28日に整ってきた。生理前のイライラも気にならなくなった。気になっていた水っぽいさらさらのおりものが無くなり、排卵前だけ伸びるおりものが出るようになった。いつも水につかっているように冷えていた身体がぽかぽかしてきた。
漢方薬服用から4か月で自然妊娠されました。

 

5.着床障害の改善に役立つセルフケア

◇血流改善
下半身の血流改善のため、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどを生活習慣に取り入れましょう。

◇冷えの改善
足元を温める、白湯や生姜を飲む、湯船にゆっくり入る。

◇食事の工夫
ビタミンE、葉酸、鉄分を豊富に含む食品を積極的にとる。
身体を温める食事、温野菜、温かいスープや、味噌汁などをとる。

◇睡眠とストレス管理
深呼吸、ヨガ、アロマなどを取り入れる。
睡眠の質を高める(23時までには就寝、規則正しい生活を心がける)

 

6.まとめ

今まで様々な妊活や、不妊治療、検査などをされたにもかかわらず、妊娠に至らないという方もいらっしゃると思います。そういった方は自分の体質を見直してみることも大切です。
新しい命を生み出すための身体の機能が充実していて、妊娠出産することができます。

そのスタートの着床は母体の体質が大事になってきます。
漢方薬は生薬からできており、副作用が少なく、安心して続けられます。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
遠方の方や、お忙しい方は電話での相談、メールやラインでのご相談も可能です。専門家と一緒に自分に適した改善策を見つけましょう。

 

 

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