福岡で漢方薬を探すなら漢方なごみ堂【福岡市南区の漢方薬局】

menu

漢方薬なごみ堂|福岡

更年期の抜け毛は漢方で改善|ホルモン低下・血不足を補う漢方薬で薄毛の悩みを解決する方法

「最近、抜け毛が増えてきた・・・」「加齢のせいかな・・・」
そんな悩みを抱える更年期世代の女性が増えています。
更年期とは、おおよそ45〜55歳にあたる時期で、ホルモンバランスが大きく変化します。その影響により、イライラ・不眠・倦怠感など様々な不調とともに、抜け毛の増加に悩まされる方も少なくありません。

東洋医学では、女性ホルモンの減少によるこうした状態を「腎虚(じんきょ)」と考え、さらに「血虚(けっきょ)」が加わることで、髪の栄養不足が進行するとされています。

この記事では、

●更年期の抜け毛の東洋医学的な原因

●実際に使われる漢方薬の種類と特徴

●改善した方の体験談

●セルフケア方法や注意点

などをわかりやすく解説し、あなたが再び自信を取り戻せるきっかけをお届けします。

1.更年期障害特有の抜け毛にお悩みの方へ、漢方薬で抜け毛を改善

更年期とは50歳を境に前後10年、おおよそ45歳から55歳までの時期をいいます。
更年期になると急激にエストロゲンが減少して、ホルモンのバランスが崩れいろいろな症状が出てきますが、抜け毛もその中のひとつです。
エストロゲンのはたらきは血管の強化や、皮膚のバリア機能、頭皮のバリア機能の維持などがあります。それらのはたらきが低下することで、抜け毛が増えてきます。

東洋医学の考え方では、エストロゲンなどの女性ホルモンの低下は、「腎虚」ととらえます。
「腎虚」とは広い意味での老化現象です。抜け毛以外にも、老眼や目のかすみ、骨がもろくなる、白髪などは腎虚の影響です。

また「血(けつ)」は身体の栄養や滋潤という大切なはたらきをになっていますが、女性は、毎月の生理や、妊娠出産などで、「血」が消耗されます。
髪は血余(けつよ)と言われ、「血」の生まれ変わりです。「血」が足りなくなると、髪に栄養を与える余力がなくなり、抜け毛の原因となります。

これらの「腎虚」と「血虚」を漢方薬で改善することで、抜け毛の改善をしていきます。

2.更年期になると抜け毛が増える?漢方薬の視点から解説

更年期の抜け毛の改善ポイントは「腎虚」と「血虚」の改善です。
※中医学では人間の身体の機能を五臓(肝、心、脾、肺、腎)の五臓に分けて考えます。

そのうちのは、成長、発育、老化をつかさどり、白髪や脱毛などに影響します。
そのため腎虚になるとエストロゲンの低下とともに抜け毛が増えてきます。
腎虚を改善する漢方薬は補腎剤です。
補腎剤には動物生薬や、植物性の補腎剤など、いろいろな種類があります。
補腎剤を服用することで、抜け毛を改善し、抜け毛以外にも、アンチエイジング効果も期待できます。

※また中医学では身体の構成要素を、(気・血・水)に分けて考えます。

また更年期は「血」の消耗が激しい年代です。女性は、毎月の生理や、妊娠、出産、授乳、ストレス、ダイエットなど様々な要因で血が消耗されます。

髪は血余と言われ、「血」の生まれ変わりです。血が足りなくなり、「血虚」になるとと、髪に栄養を与える余力がなくなり、抜け毛、髪のパサつきなどの原因になります。
「血虚」は髪だけでなく、肌の乾燥や、ドライアイを引き起こします。

「血虚」の改善には補血剤の漢方薬が効果的です。

補腎」と「補血」が更年期の抜け毛の改善のポイントです。

 

3.更年期の抜け毛に使われる漢方薬は?

当帰飲子(とうきいんし)

何首烏(かしゅう)が配合された補血剤。何首烏は昔から抜け毛や白髪に効果があるとされている生薬。乾燥・かゆみを伴う抜け毛、血虚・肌荒れもある方に効果が期待できます。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

ストレス・イライラが強い方。ホットフラッシュ・不眠を伴う場合にも効果的です。

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

補血のはたらきで、髪に栄養を与えます。

亀鹿仙(きろくせん)

亀板などの動物生薬からできている補腎剤。物質面の不足を補う補腎のはたらきから、髪や肌の成長や発育を助けます。

※これらの漢方薬や中成薬を組み合わせて服用いただく場合もあります。
服用の際は薬剤師にご相談下さい。

4.漢方薬で更年期の抜け毛が減った・改善した実例

52歳

1年前より抜け毛が気になるようになった。シャンプーするときや、朝起きた時に、枕に髪の毛がついていて、嫌な気持ちになる。もともと几帳面な性格で、子供の受験や、進学で心配事が多い。
胃腸があまり強くないので、食事を多くとると下痢をしてしまう。生理前のPMSも徐々に悪化している気がする。
育毛剤や美容院で相談してシャンプーなども変えたが、あまり変化が見られないので、漢方薬で身体の中から改善したいと相談に来られた。

漢方薬服用開始から一か月でPMSやイライラ、胃の調子も良くなり、倦怠感も減った。
服用開始2か月で、枕に付く髪の毛がほとんどなくなり、頭頂部も気にならなくなってきた。

 

54歳

閉経になり、髪の毛が薄くなってきた。親の介護や、子供の進学などでストレスもある。
仕事が忙しいために、食事が適当になってしまい、運動やストレス発散できる時間をとる事が出来ない。人の前に出る仕事の為、頭頂部が気になる。常に倦怠感があり、寝ても疲れがとれない。
50歳くらいまでは元気で、仕事もこなせていたのに、身体に自信が無くなってきた。

漢方薬を服用開始から一か月で、倦怠感やイライラがへってきた。仕事が無理なく出来るので嬉しい。漢方薬服用から2か月経過で、抜け毛が気にならなくなった。頭頂部も気にならなくなり、人前に出る事が憂鬱でなくなった。気持ちが楽になり、運動も始めようかと、前向きな気持ちになれた。

 

5.更年期の抜け毛を予防するセルフケア

●頭皮マッサージ
血流改善の為に、頭皮マッサージを習慣づけましょう。お風呂上りや寝る前などに、指の腹を使って優しく行いましょう。
●睡眠の質を高める
髪の毛や、肌などは、東洋医学の陰陽理論では夜に作られると言われています。夜に十分な睡眠がとれないと、肌荒れするように、髪の毛もパサついたり、抜け毛が増えます。自律神経を整えるためにも、夜は充分な睡眠をとるようにしましょう。
●ストレスケア
適度な運動は、ストレス改善や、血流改善になります。定期的に運動をするようにしましょう。髪の毛の事ばかり考えていると、それ自体がストレスになるので、趣味や気晴らしをできる環境を作りましょう。
●髪に良い食事
鉄分、タンパク質、ビタミンB群、亜鉛などを多く含んだ食事をとるようにしましょう。極端なダイエットは栄養不足となり、抜け毛の原因になります。
●冷え対策・温活
血流改善の為に、身体を冷やさない生活をしましょう。

 

6.漢方の注意点とおすすめの相談先

漢方薬を効果的に服用するには、自分の症状や体質に合った処方を服用しましょう。漢方薬専門の薬局で詳しい症状や体質を伝え、適切な漢方薬を服用するようにしましょう。
なごみ堂では遠方のお客様にはお電話での相談も受けており、漢方の郵送もしております。まずはご相談の連絡をお待ちしております。

 

7.まとめ

漢方薬は自然由来の生薬からできており、安心して長期服用することができます。
更年期の抜け毛は、髪の毛自体に問題があるというよりも、女性ホルモンの減少(腎虚)や、栄養不足(血虚)によるものが大きいです。
そのため、身体の中から改善する漢方薬が効果的です。また漢方薬は、身体全体の機能を高めてくれるため、髪の毛だけでなく、肌のつやが良くなったり、疲れや倦怠感が改善されるといった効果もあります。漢方薬は自宅で毎日服用することで改善ができます。
生活習慣の見直しと合わせて、漢方薬を生活に取り入れましょう。

 

関連記事

お問い合わせ・ご相談無料0925548770

福岡市南区向野1-20-22
(高宮通り沿い南郵便局隣)

【 営業時間 】
平日 午前10時~午後7時
土日祝 午前10時~午後5時
(毎週水曜・木曜日定休)

まずはご相談ください。 無料のカウンセリングから承ります。
《電車でお越しのお客様へ》
●西鉄高宮駅より徒歩9分
●西鉄大橋駅より徒歩8分

《バスでお越しのお客様へ》
野間四つ角でお降りください(徒歩3分)

天神方面から
● 明治通り朝日会館前 10乗り場
51・52番系統
● 大丸前 4C乗り場
61・151・152・161番系統

博多方面から
● 郵便局近くB・C乗り場
64・66・67番系統