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更年期のめまい、漢方薬で体質から改善する方法|自然なアプローチで不調にさよならを

1.更年期のめまいのお悩み、漢方薬で解決する可能性を考える

更年期におきるめまいでお悩みの方は多いと思います。しかし、婦人科で検査してもホルモンなどには問題はなく、「更年期ですから時期が過ぎれば落ち着きます」といわれたり、心療内科を勧められて、どうしたものかとお悩みの方も多くいらっしゃいます。

更年期とは閉経前後の10年間、おおよそ45歳から55歳をいいます。またこの時期は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少することで、心と身体に様々な不調があらわれやすい年齢となり、それらの不調を更年期障害とよびます。

めまいは更年期障害でおこる症状のひとつですが、ホルモンバランスが正常であっても、貧血や内耳の異常などでめまいはおこります。50歳前後は代謝能力の低下から、貧血や、高血圧、メニエル病などの内耳の異常もおこりやすいため、何によるめまいなのかを見極め、その原因を改善することでめまいがおこらない身体になっていきます。

2.更年期のめまいを漢方薬的アプローチで効果をひも解く

東洋医学では身体の構成要素を大きく「気」「血」「水」に分けて考えます。

◆「気」は 身体の生命エネルギー のようなもの。自律神経のバランスに影響します。
「血」や「水」 を巡らしたり、体を温めたり 色々な外邪(ウイルスや病気)といったものから守る力です。気の不足を「気虚」と言います。気虚になると、疲れやすくなったり、やる気が出ない、倦怠感といった症状が出てきます。気がうまく流れず滞った様態を「気滞」と言います。気滞になるとめまいやイライラや気分の落ち込みといった症状が出てきます。

◆「血」は身体を滋潤したり栄養素を運んだり、 ホルモンのバランスに影響します。
「血」の流れが悪い状態を「お血」と言い、「血」が不足した状態を「血虚」と言います。更年期になると、ホルモンバランスの崩れから、お血や血虚が進んできます。お血は血流の悪化から、めまい、頭痛、肩こり、冷えのぼせの原因になります。
血虚は、貧血の原因となり、めまいや不眠、不安感、動悸といった精神症状を誘発します。

◆「水」は 血液以外の液体を表します。
「水」が滞った状態を「水滞」や「痰湿」といいます。むくみやすくなります。水滞」や「痰湿」が内耳におこると、めまいや吐き気の原因になります。

このように気・血・水の流れが悪くなりバランスがスムーズにとれなくなると、様々な症状が出てきます。
「お血」「血虚」「気虚」「気滞」「水滞」などの体質を「証」といい、その証により、漢方薬での改善処方が決まります。

「お血」の改善の漢方薬は「活血剤」
「血虚」の改善の漢方薬は「補血剤」
「気虚」の改善の漢方薬は「補気剤」
「気滞」の改善の漢方薬は「理気剤」
「水滞」の改善の漢方薬は「利水剤」
「痰湿」の改善の漢方薬は「化痰剤」です。

めまいの症状が「気滞」によるものなのか、「お血」によるものなのか、「水滞」によるものなのか、またはこれらが組み合わさっておこっているのかを見極める事が大切です。
そのためには、めまいがおこり始めた時期や、めまいのタイプ、(頭がふらつくのか、回転するのか、立ち上がる時のめまい、足元がふらつくめまいなど・・・)
どんな時にめまいが悪化するかなどを詳しくお伺いし、それに合わせた漢方薬を服用することが大切です。

3.更年期のめまいに使われる代表的な漢方薬とは?

加味逍遙散(かみしょうようさん)

活血剤、補血剤から構成されており、ストレス・イライラ・のぼせが強いタイプに適しています。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

瘀血体質。血の巡りが悪く、めまいや肩こり、月経異常もある場合に適しています。

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

水毒・内耳の不調によるフワフワ感・立ちくらみにある方に適しています。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

不安・動悸・不眠・神経過敏の方に適しています。

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

体内の「水」のめぐりを良くし、ふらつきを改善します。

釣藤散

血圧が高めで、首から頭にかけて凝った感じがする方のめまいに効果があります。

※これらの処方を組み合わせて服用いただく場合もあります。
服用の際には専門の薬剤師にご相談ください。

4.実際に「めまい」が漢方で改善した体験談

54歳女性

2年前からめまいがするようになった。いつもふわーっとした感じで、めまいがおこると不安感や動悸もするようになってきた。
内科や婦人科や、耳鼻科で診察を受けたが、検査をしても異常が無い。
ひどいめまいがおこると、外出もできなくなる。仕事や家事にも支障が出る。

漢方薬を服用開始から2週間で、めまいやふわーっとした感じが少なくなってきた。それに伴い不安感や動悸もなくなった。
さらに2週間経過で、ほとんどめまいは無くなり、仕事や家事が問題なく出来るようになった。

48歳
半年前から生理前や生理中にめまいがするようになった。病院にいくと更年期だから様子を見ましょうと言われた。そのうちめまいだけでなく、耳鳴りや、頭痛やイライラ、不安感、倦怠感などの症状が出るようになった。子供の受験や心配事も多く、ストレスも多い。

漢方薬服用開始から一か月で、めまいの回数が減ってきた。ストレスは相変わらずあるが、イライラや不安感などはあまり感じなくなった。

漢方薬服用から2か月経過でめまいはほとんどなくなり、精神的にも安定し、倦怠感もなくなった。

5.漢方と実践することで効果があるセルフケア

更年期におこるめまいは、血流が悪くなると悪化する要因となります。
冷えを予防するために、入浴はゆっくりと湯船につかり、身体を冷やす冷たい飲み物や食べ物はひかえるようにしましょう。食事は鉄分やビタミンミネラル、大豆製品や、たんぱく質をとり、糖質に偏らないようにしましょう。
ストレスをためないために、ヨガやストレッチ、ウォーキングなどの時間を生活習慣の中に取り入れましょう。

6.漢方の注意点と専門家への相談のすすめ

更年期におこるめまいの改善の為の漢方薬を選ぶためには、自分の体質を知る事が大切です。特に更年期はホルモンバランスの崩れや自律神経の乱れ、血流障害、内耳の平衡感覚の障害などが影響し多種多様な症状がおこりめまいを起こします。現在の症状だけでなく、体質や、どんな時に症状が悪化するか、どんな時に好転するかなど詳しく問診する事でめまいを誘発している原因が「水滞」なのか、「お血」なのか「血虚」なのか、「気滞」なのか、または、「お血」と、「気滞」が組み合わさってめまいの症状が出ているのか、等を見極め、その改善の為の漢方薬を服用することが大切です。
場合によっては処方を組み合わせて服用いただく事もあります。
症状の改善は早い方だと、漢方薬の服用開始から1週間で見られることがあります。症状に変化が出た場合は、処方を随時変更した方が良い時もあります。そのため、漢方専門の薬剤師に相談しながら服用することをお勧めします。
漢方薬は植物性の生薬からできており、副作用の心配が少なく、長期間安心して服用できます。

7.まとめ

更年期におこるめまいは、原因が様々です。ホルモンバランスや、自律神経、内耳の障害など、それらが組み合わさって発症している場合もあります。
そのため、あの人がこれで良くなったから、私も・・・といった単純なものではありません。そのために、解決方法が見つからず、なぜ私だけこんなに悩まなければいけないんだろうと、一人で悩みを抱えている方も多いと思います。
漢方薬を服用することで、ホルモンと自律神経のバランスを整え、気・血・水のバランスをとりながら、体質改善していく事で、めまいのない身体へと導きます。
効果的に漢方薬を取り入れる為には自分の症状や体質に適した漢方を服用することが重要です。身体を整えることで、他の症状や今後の病気の発症予防にもつながります。
自然由来の成分で作られた漢方薬は、副作用が少なく、長期間安心して服用できます。
漢方専門の薬局で相談し、自分に合った漢方薬を服用して、心身ともに健やかな身体を手にいれましょう。

 

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