13Apr
「薬を塗ると一時的には良くなるけれど、やめるとまたかゆみが出る」
「ステロイドを続けていて大丈夫なのか不安」
「赤みやほてり、かゆみがつらくて、日常生活にも影響している」
このようなお悩みを抱え、アトピー性皮膚炎の改善方法を探している方は少なくありません。
この記事では、アトピー性皮膚炎の特徴や中医学的な考え方、漢方薬の一例、服用時の注意点、日常生活で気をつけたいポイントまで、わかりやすく解説します。
漢方薬のちからでアトピー性皮膚炎を体質から整える
「薬を塗ると良くなるが、やめるとまた痒みが出る」「ステロイドを続けて大丈夫なのか不安」「ほてりやかゆみが不快」といった不安の声をご相談の中で多くいただきます。
アトピー性皮膚炎の原因は皮膚のバリア機能が低下することで、ダニやほこりなどのアレルゲンが皮膚内に侵入し、炎症やかゆみを引き起こすアレルギー疾患です。
アトピーがおこるメカニズムは皮膚の炎症やバリア機能の低下、かゆみなどの相互作用によって悪循環に陥ることで、かゆみが繰り返され、慢性的な炎症を起こしている状態です。
これらの症状は体質的な問題で引き起こされているために、漢方薬で体質改善することでアトピーの症状を緩和することが期待できます。

アトピー性皮膚炎を中医学的に考えると・・・
アトピー性皮膚炎は皮膚表面の症状ではありますが、身体の内側で起こっている機能低下や炎症が皮膚表面の炎症に起因しています。
アトピー性皮膚炎の炎症は「湿熱」といわれるもので湿と熱が混在したものです。
「湿熱」は炎症である「熱」と「湿」が組み合わさることで、炎症や熱が改善されにくい状態となり、ニキビなどの炎症より、慢性化しやすく、難治性といわれる要因でもあります。
また皮膚表面があれてきて、傷や、かき傷をおこし、バリア機能が低下した状態を「衛気虚」といい、さらなるアレルゲンを作り、アトピー性皮膚炎をこじらせる要因となります。
また「血虚」の状態は皮膚に栄養を供給する「血」が不足し、皮膚に潤いがなくなり、粉を吹いたり、ひび割れた状態になる場合もあります。
「湿熱」「衛気虚」「血虚」などは体質のゆがみといえます。これらの症候を改善する事で、
体質からアトピー性皮膚炎を改善していきます。
アトピー性皮膚炎に効果が期待できる漢方薬や中成薬の一例
五涼華(ごりょうか)
赤みやかゆみが強い場合。強い炎症に効果的です。
茵陳高湯(いんちんこうとう)
「湿熱」改善の処方。「湿」を取り除きながら、「熱」である炎症をとり、しつこい痒みを改善する。
玉屛風散(ぎょくへいふうさん)
バリア機能の低下した、「衛気虚」改善の処方。肉芽形成を促進する生薬が配合されており、皮膚組織を正常化するはたらきがある。
消風散(しょうふうさん)
乾燥と湿った両方の症状がまざったアトピーに効果的です。
柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)
小児期のアトピー性皮膚炎の体質改善などに良く使われます。
これらの処方を組み合わせて服用する場合もあります。服用する場合は漢方薬専門の薬剤師にご相談の上、服用を開始してください。

漢方服用の注意点とポイントを解説。体質改善につなげることで、アトピーを改善していこう。
前述のように、アトピー性皮膚炎の症状や、その改善のための漢方薬は人それぞれです。そのため漢方薬服用のさいは、必ず専門の薬剤師に相談し、服用を開始してください。
長期間ステロイドや、その他病院で処方されているお薬を使用している場合は、急にやめてしまうと、リバウンドで急激に症状が悪化する場合があります。
最初は、漢方薬と病院の薬を併用していただき、様子をみながら、漢方薬だけに切り替えていくようにしましょう。
アトピー性皮膚炎は生活習慣が、大きく影響します。甘いものや脂っこい物はさけ、睡眠不足にならないようにしましょう。
アトピー性皮膚炎の改善事例
事例(男性)18歳
発症時期:小学生低学年
症状:ひじの裏や膝の裏、背中、頭皮の赤みや痒み、乾燥。ひどいとジュクジュクして汁が出る。
受験生になり、睡眠不足やストレスから、症状が悪化した。コーラや炭酸飲料を飲むと症状が出やすい。皮膚科に行き 薬を処方してもらっているが、ステロイドはなるべく使わないようにしている。
処方後経過:漢方薬を服用開始して、一か月経過で、完全ではないが以前よりも痒みと乾燥が減ってきている。炭酸飲料などの甘いものはなるべく控えている。勉強のため夜更かしすることもあるが、症状は落ち着いている。
現在の状態:漢方薬を服用して半年で、赤みや痒みといった症状はほとんどなくなった。睡眠不足や、不摂生が続くと、赤みやかゆみが出るが、以前の様にジュクジュク汁が出るような事はない。
大学生になり、一人暮らしになったため、生活習慣にも気を付けるようにしている。
アトピー性皮膚炎の改善のための生活習慣
●保湿
アトピー性皮膚炎に乾燥は大敵です。
まめに保湿するようにしましょう。
●食事
甘いものは「湿熱」の原因になります。
刺激物は痒みを助長するため控えるようにしましょう。
●睡眠
寝不足は肌の代謝を妨げます。睡眠不足にならないようにしましょう。
●ステロイド剤の使い方
必要な場面で適切に使うことは、悪化を防ぐうえで大切です。うまく使いながら、漢方薬も併用し、
体質を整えていきましょう。
まとめ
アトピー性皮膚炎は体質によって改善の方法が大きく変わります。
「いろいろ試したが、繰り返す」「自分に合う方法がわからない」といったお悩みの方は、体質に適した漢方薬で体質改善する事をお勧めします。
なごみ堂では現在の症状とともに、体質や生活習慣もお聞きし、無理のない改善方法を提案します。
漢方薬は根本からの体質改善を目指すため、再発防止に効果的です。
また生薬から作られた漢方薬は、副作用が少なく、長期間の服用も安心です。
アトピー性皮膚炎でお悩みの方はお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
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