14May
こんにちは。
福岡は初夏の陽気ですが、
こんな時期でも冷え性のご相談があります。
冷えの原因はいろいろと考えられますが
自覚症状によって判断し
それにより改善の処方が違ってきます。
相談に来られたお客様は
手先、足先の冷え、
全身のむくみ、
日中の眠気(小学校の時から)
胃腸が弱い、味覚がおかしい
体のだるさ、疲れやすさ、
頭痛、頭重
などがありました。
お客様の自覚症状から、
気虚がさらに進んだ
陽虚の状態と判断しました。
陽虚とは気の作用(推動、温喣、防御、気化、固摂)
のなかの温喣作用が低下したものです。
機能低下の気虚の状態から、
抹消循環や脳の興奮性減弱したために
寒気や冷え、日中の眠気などの症状が現れます。
また水分の吸収排泄が低下するために
消化管内に水分が停滞し
むくみや胃腸障害や下痢などを伴うこことがあります。
陽虚の改善のための方剤は
補陽剤です。
服用いただいたのは
玄武湯(松浦薬業)一般的な処方名は真武湯です。
真武湯は補陽利水のはたらきがあり、
陽虚によって生じた
むくみや胃腸障害を改善し
脳の興奮性を高め、全身の機能を高めます。
一か月の服用でほとんどの症状は
改善が見られました。
冷えやだるさもそうですが
胃の調子が良くなったことで
食べたものが正常に消化吸収され、
全身機能が正常に保てるようになっていくことが
大切だと感じます。
冷え性にお悩みの方
お気軽にご相談ください。