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更年期障害の症状と漢方|ホルモンバランスを整えて快適な毎日を|福岡市にある漢方薬なごみ堂

「最近、イライラしやすくなった」「顔がほてり、汗が止まらない」「眠れない日が増えた」──こうした症状は、更年期障害のサインかもしれません。更年期は女性ホルモンの変化により、心身にさまざまな不調が現れる時期です。

一般的に婦人科ではホルモン補充療法(HRT)や安定剤が処方されることが多いですが、「なるべく薬に頼りたくない」「根本的に体質改善をしたい」と考える方も少なくありません。
そこでこの記事では、病院や医院で診療、治療以外の選択肢があること、女性の更年期障害の原因、漢方での対処法、具体的な改善事例をご紹介します。

1.更年期障害とはなにか?どんな症状なのかを知ろう!

更年期とは閉経前後の10年間、おおよそ45歳から55歳をいい、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少することで、心と身体に様々な不調があらわれやすい年齢となり、それらの不調を更年期障害とよびます。

具体的な症状は

◇イライラやうつ気味、不安感
◇意欲低下、疲労感
◇ホットフラッシュや発汗
◇不眠
◇めまい、ふらつき、耳鳴り
◇動悸、息切れ
◇頭痛、肩こり

これらの症状は、バラバラに発症しているように見えますが、関連性があります。

例えばめまいや、頭痛、ふらつきが、お天気が悪い時に現れるといった方は、更年期障害もありますが、気象病の要因も考えられ、ホルモンバランスを改善する漢方薬と、気圧変化があっても、血流やリンパの流れを正常化する漢方薬を合わせて服用することで、速やかな改善が見られます。

このように更年期障害と一言で言っても、更年期障害の具体的な症状や、体質、どんな時に症状が悪化する、または好転するかなどで、適切な漢方薬が決まってきます。

婦人科やレディースクリニック、または心療内科などで、ホルモン剤や、安定剤などを服用している方もいらっしゃいますが、なるべくならそういった薬を飲まずに改善したいといった、お声もおおく耳にします。

 

2.更年期障害の原因

更年期障害は女性ホルモンの減少が主な原因です。ホルモンバランスが崩れることで、自律神経のバランスが崩れ不快な症状が現れます。また更年期は、お子さんが反抗期であったり、親の介護が始まったりといった家庭環境のストレスや、加齢による体力や気力や免疫力の低下、その他いろいろな環境の要因が影響することから、症状が長期化したり、悪化するといった方も多く見受けられます。

3.漢方の対処の仕方、「気・血・水」について解説

更年期障害に漢方が効く理由を漢方の仕組みから丁寧に解説します。
中医学では身体の構成要素を大きく「気」「血」「水」に分けて考えます。

◆「気」は 身体の生命エネルギー のようなもの。自律神経のバランスに影響します。
「血」や「水」 を巡らしたり、体を温めたり 色々な外邪(ウイルスや病気)といったものから守る力です。気の不足を「気虚」と言います。気虚になると、疲れやすくなったり、やる気が出ない、倦怠感といった症状が出てきます。気がうまく流れず滞った様態を「気滞」と言います。気滞になるとイライラや気分の落ち込み、うつ症状が出てきます。

◆「血」は身体を滋潤したり栄養素を運んだり、 ホルモンのバランスに影響します。
「血」の流れが悪い状態を「お血」と言い、「血」が不足した状態を「血虚」と言います。更年期になると、ホルモンバランスの崩れから、お血や血虚が進んできます。お血は血流の悪化から、頭痛、肩こり、冷えのぼせの原因になります。
血虚は、肌の乾燥や、シミしわの原因になり、不眠、不安感といった精神症状を誘発します。

◆「水」は 血液以外の液体を表します。
「水」が滞った状態を「水滞」や「痰湿」といいます。むくみやすくなったり、冷えの原因になります。「水滞」や「痰湿」は単独で発生するというよりも、「お血」の血流の低下や「気虚」の推動力の低下から、余分な水分が身体にたまりやすくなり、発生します。また「水滞」や「痰湿」はめまいや吐き気の原因になります。
このように気血水の流れが悪くなりバランスがスムーズにとれなくなると、様々な症状が出てきます。
「お血」「血虚」「気虚」「気滞」「水滞」などの体質を「証」といい、その証により、漢方薬での改善処方が決まります。

「お血」の改善の漢方薬は「活血剤」
「血虚」の改善の漢方薬は「補血剤」
「気虚」の改善の漢方薬は「補気剤」
「気滞」の改善の漢方薬は「理気剤」
「水滞」の改善の漢方薬は「利水剤」
「痰湿」の改善の漢方薬は「化痰剤」です。

漢方の基本的な理論である「気・血・水」のバランスを整えることで、更年期障害で発生する様々な症状を改善することができます。

4.更年期障害に効果が期待できる漢方薬について

加味逍遙散(かみしょうようさん)

疏肝解鬱剤、理気剤などの生薬から構成されており、イライラや、のぼせのある方に効果があります。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

補血剤、利水剤から構成されており、貧血や冷え性、むくみやすい方に効果があります。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

活血剤が配合されているため、血流障害による、冷えのぼせや、肩こり、下腹部痛などに効果があります。

女神散(にょしんさん)

理気剤が多く配合されているため、吐き気や のぼせやめまいといった症状の方に効果があります。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

神経過敏のタイプで、動悸や不眠などの症状がある方に効果があります。

5.漢方の服用ポイントと注意点、体質改善について

自分に合った漢方薬を選ぶためには、自分の体質を知る事が大切です。特に更年期障害は多種多様な症状がおこり、日によって悪化したり、好転したりと症状の出方に変化があります。現在の症状以外にも、体質や、どんな時に症状が悪化するか、どんな時に好転するかなど詳しく問診する事で自分の体質が「水滞」なのか、「お血」なのか、「気滞」なのか
または、お血と、気滞が組み合わさって様々な更年期障害の症状が出ているのか、等を見極め、その改善の為の漢方薬を服用することが大切です。
場合によっては処方を組み合わせて服用いただく事もあります。
症状の改善は早い方だと、漢方薬の服用開始から1週間で見られることがあります。症状に変化が出た場合は、処方を随時変更した方が良い時もあります。そのため、漢方専門の薬剤師に相談しながら服用することをお勧めします。
漢方薬は植物性の生薬からできており、副作用の心配が少なく、長期間安心して服用できます。
また更年期障害の改善には生活習慣を見直すことも大切です。適度な運動はストレス発散や、血流改善になり、更年期障害改善に効果があります。家にこもってじっとしていると、考えもマイナス思考になります。外に出てウォーキングなどで身体を動かすことで、気がめぐりやすくなります。

6.更年期障害のお悩み解決

Q更年期障害は早い方だと40代前半からなると聞きましたが、時期は個人差でしょうか?母は50代から症状があったようです。
Aホルモンの状態によって、早く発症する方もあれば、50代の後半に始まる方もあり、かなり個人差があります。

Qなかなか相性のいい漢方と出会えません。どうしたらいいでしょうか。
A更年期障害は多種多様な症状が出ますので、自分に合った処方を服用するためには、漢方薬専門の薬局で、ご相談することをお勧めします。

Q更年期障害に終わりはあるのでしょうか?終わったあとは落ち着くのでしょうか。
A60歳前後で落ち着くことが多い更年期障害ですが、中にはホルモンバランスの崩れによって自律神経のバランスが崩れてしまうと、ホルモンの状態が落ち着いても、自律神経失調症へと移行してしまい、不快な症状が続く場合があります。
現在不快な症状があるなら、こじらせる前に改善の為の漢方薬を服用されることをお勧めします。

7.更年期障害の改善事例

事例(43歳)

発症時期:30代で出産して、産後うつ気味になった。そのころから、生理前になると体調が優れないことが多くなった。
症状:46歳ころから、イライラ、肩こり、不眠、不安感が強く出るようになってきた。
処方後経過:漢方薬を服用するようになり、眠れるようになり、それと共に、身体の倦怠感なども改善され、気持ちも楽になり、イライラや不安感といった情緒不安もなくなってきた。
現在の状態:後で思うと、産後からホルモンのバランスが崩れ、更年期になりそれが悪化し更年期障害が発症したのではないかと思う。年齢的には更年期真っ只中だが、目立った体調不良はなく、気持ちよく過ごせている。

事例(52歳)

発症時期:50歳になって、イライラすることが多くなり、めまいや動悸もするようになった。頭がぼーっとして感情のコントロールができない。生理前になると憂鬱になったり、イライラを止めることができなくなる。
処方後経過:イライラが減ってきた。めまいや動悸も感じることはない。
現在の状態:漢方薬を飲んでいるとイライラしない。夜もぐっすり寝れるので、翌日の体調が良い。

8.まとめ 福岡で更年期障害に悩んだら

更年期障害のお悩みはその症状が多種多様で、発症時期や、経過など、千差万別です。
そのため、あの人がこれで良くなったから、私も・・・といった単純なものではありません。そのために、解決方法が見つからず、なぜ私だけこんなに悩まなければいけないんだろうと、一人で悩みを抱えている方も多いと思います。

漢方薬を服用することで、ホルモンと自律神経のバランスを整え、気血水のバランスをとりながら、体質改善していく事で、不快な症状の出ない体へと導きます。
効果的に漢方薬を取り入れる為には自分の体質に適した漢方を服用することが重要です。身体を整えることで、更年期障害だけでなく、今後の病気の発症予防にもつながります。
自然由来の成分で作られた漢方薬は、副作用が少なく、長期間安心して服用できます。

漢方専門の薬局で相談し、自分に合った漢方薬を服用して、心身ともに健やかな身体を手にいれましょう。

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