30Sep
めまいやふらつきに悩んでいませんか?
原因はストレスや自律神経の乱れ、内耳の異常など様々です。
漢方は体質を根本から改善し、めまいの再発を防ぐ効果があります。
この記事では、漢方の治療法や改善方法を紹介します。
Contents
1. はじめに:めまい・ふらつきに悩んでいませんか?
めまいやふらつきに悩んでいる方は、症状が軽い方から重症な方まで含めると意外と多いと感じられます。
いつもめまいがある方もいらっしゃいますし、月に一度、あるいは数年に一度くらいの頻度で発症するなど、その方によって様々です。
最近は大人だけでなく、起立性調節障害によるめまいやふらつきの相談も多く、めまいやふらつきのため、学校に行けないといったお悩みのお子さんをお持ちの親御さんからの相談も増えています。
また高齢になると、機能低下により、血流や水分代謝が悪くなり、三半規管の調節がうまくいかず、若い時は無かっためまいが、発症しやすくなるという事もあります。
めまいやふらつきが生じると、仕事や家事を満足にこなせなくなる、学校に行けなくなる、高齢の方ですと、出かけるのが怖くなり、家に引きこもりがちになるなど、生活に支障をきたします。
◆めまいやふらつきで仕事や家事ができない。
◆めまいやふらつきで学校に行けない。
◆運転が怖くてできない。
◆めまいがひどくなると吐き気で起き上がることもできない。
◆めまいやふらつきで、外出もままならない
めまいやふらつきの改善は漢方薬の得意とする分野です。
めまいの原因は、水分代謝の異常、血行不良、自律神経の乱れ、ストレスなど様々です。
そのため、めまいやふらつきの改善に使う漢方薬も、その原因によって違ってきます。
漢方薬はめまいやふらつきの根本原因を改善することで、今ある症状を改善し、再びめまいが起きないように体質改善をしていきます。
2. めまい・ふらつきの原因と症状
めまいやふらつきの原因は様々ですが、主なものとしては、三半規管の異常、自律神経の異常、ストレスや、疲れなども発症の原因となります。
また突発性難聴の後遺症や、高血圧などが原因のめまいやふらつきもあります。
三半規管の異常
三半規管とはリンパ液の入った3本の管で、頭が動くとこの管の中でリンパ液が流れます。
その流れを感知することで、3次元の頭の動きを脳が判断します。
めまいやふらつきがある時はこのリンパ液が増えすぎて、管の中で、ぐるぐる回ったり揺れることで、自分が揺れているように感じてしまい、めまいやふらつきが生じます。
メニエール病はリンパ液の増加によっておこると言われています。
改善の為の漢方薬は水はけを良くする、利水剤や化痰剤(かたんざい)です。
自律神経の乱れ
ストレスがかかると交感神経が優位となり、血流が悪くなります。
脳の血流障害により、めまいやふらつきが生じます。
また過労によっても同じように自律神経の乱れから、めまいが生じやすくなります。
改善の為の漢方薬は、ストレスをうまく流せるようにする、疏肝解鬱剤(そかんかいうつざい)、理気剤、血流を改善する活血剤です。
突発性難聴後の後遺症など
突発性難聴の後遺症として、耳に炎症が残ってしまい、耳のつまりや、難聴、耳なりとともにめまいやふらつきが症状として残る場合があります。
改善の為の漢方薬は炎症をとる柴胡剤を中心として利水剤なども合わせ服用いただきます。
3. 漢方がめまい・ふらつきに効果的な理由
めまいやふらつきはいろんな原因で起こりますが、めまいやふらつきがおこるという事は、身体にそうなる要因があるわけですから、漢方薬でその原因を改善することで、めまいやふらつき以外の不快な症状を改善できるわけです。
たとえば自律神経の乱れからくるめまいの方が、疏肝解鬱剤(そかんかいうつざい)を服用することで、めまい以外にも、イライラしなくなったとか、よく眠れるようになったとか、自律神経の乱れを漢方薬で改善することで、身体全体のバランスがとれ、健康状態を維持できるようになります。
結果として副産物の良い現象が現れてきます。
- 漢方薬には「気・血・水」のバランスを整えるという漢方の基本的な考え方があります。
気が滞ると(気滞)血流が悪くなり(お血)血流が悪くなると、身体に水をためやすくなり(水滞)、その結果、気が落ち込み(気虚)、疲れやすいといった症状が出やすくなります。
めまいやふらつき改善の為の漢方薬はほとんどが植物性の生薬でできており、長期服用しても副作用が少なく安心です。めまいやふらつきがおこる原因を漢方薬で改善し、めまいふらつきがおこらない身体に体質改善していきましょう。
4. めまい・ふらつきに効果のある漢方薬のご紹介
内耳の三半規管の異常によるめまいふらつき
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
三半規管の中の増えすぎたリンパ液を血管内に引き込んで排出することで、回転性のめまいやふらつきを改善します。
ストレスや自律神経の乱れによるめまい・ふらつき
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、加味逍遙散(かみしょうようさん)
イライラや気分の落ち込みなどの自律神経のアンバランスを整えることで、めまいやふらつき改善します。
冷えや血行不良によるふらつき
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
産後や生理中、生理前など、ホルモンバランスが崩れることで、血流が悪くなりおこる、めまいやふらつきに効果があります。
5. 自分に合った漢方を見つけるために
めまいやふらつきで効果的に漢方薬を服用するためには、自分に最も適した漢方薬を服用することが大切です。
そのためには、今までの治療歴や、症状の経過、現在の症状、体質、どんな時に、悪化するか、または改善するか、気候や食事など、詳しくお話を伺う事が大切です。
それにより、めまいの原因を見極めその改善の為の漢方薬が、最も適した漢方薬となります。
そのためには漢方薬専門の薬局で薬剤師に相談し、適した漢方薬を服用することが大切です。
なごみ堂では遠方の方は電話相談や、LINE相談も行っています。
お気軽にご相談ください。
6. めまい・ふらつきが改善したケーススタディ
実際に当薬局で漢方治療を受けた方の声をいくつかご紹介します。
Aさん(30歳)・突発性難聴発症のケース
発症時期:一年前に突発性難聴を発症
症状:発症後、めまいやふらつきに悩まされる。
左耳につまった感じや、耳なりがある。
めまい発作が起こると、仕事にも行けず、一日中寝ている状態。
発作がない時も、ふらっとする感じがする。
車の運転も怖くてできない。
処方後:漢方薬服用から約1か月で、めまいやふらつきはかなり改善された。
漢方薬服用から2か月で、めまいふらつき耳のつまりもとれ、発症前の状態に戻られました。
Bさん(49歳男性)・週1回ペースのめまいやふらつきのケース
症状:4か月前より、週に1回くらいのペースでめまいやふらつきがある。
仕事の疲れもあり、去年ぐらいからキーンという金属音の耳鳴りや難聴、耳のつまりもある。
胃の調子も良くない。
処方後:漢方薬服用から1か月で、めまいの頻度が減った。
耳のつまりもほとんどしなくなった。
漢方薬服用開始から2か月で、めまいふらつきがおこらなくなった。
↓↓他の症例はこちらで紹介しています↓↓
7. 生活習慣の工夫
- ストレス管理:毎日のリラックス時間を確保し、ストレスを解消するために瞑想や深呼吸を取り入れる。睡眠を十分とる。過労はめまいの引き金になるので、疲れたと感じたら、休養をとる事を心がける。
- 食生活の改善:栄養バランスの良い食事を心がける。胃腸が悪くなると、身体の水はけが悪くなり、めまいを誘引します。そのため特に胃腸の調子を整えることが重要です。
- 水分補給:体内の水分バランスを保ち、余分な水分が溜まらないように心がけましょう。冷たい物の過剰摂取はやめましょう。
- 適度な運動:ストレス発散や、血行を良くするためにもめまいが強くない時は軽い運動をしましょう。頭を動かすと、めまいが誘発されますので、軽いストレッチなどが良いでしょう。
当薬局では、あなたに最適な漢方薬を選ぶための無料相談やカスタマイズされた処方を提供しています。また、電話相談やLINE相談も行っています。
8. お問い合わせ・相談窓口
めまいやふらつきについてのお悩みや漢方薬の選び方についてご質問がある場合は、いつでも当薬局にお問い合わせください。
その他、頭痛や立ちくらみといった関連する相談も随時受け付けています。
経験豊富な漢方専門の薬剤師が、あなたの体質に合わせたアドバイスを提供します。
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