21Oct
肩こりやめまい(立ちくらみ)に悩んでいる方へ、漢方での体質改善を試してみませんか?
現代生活のストレスや姿勢の乱れが原因で、肩こりやめまいが慢性化している方も多いです。
この記事では、漢方の力で根本から症状を改善し、再発しない身体を目指す方法を紹介します。
肩こりとめまいを同時に解消し、快適な日常を取り戻しましょう!
Contents
1. めまいと肩こりに悩む方へ、漢方で根本的な解決を目指そう
めまいでお悩みの方に随伴しておこる症状として、肩こりがあります。
めまいはいろんな原因でおこりますが、内耳の問題であれば、車に酔ったような状態になります。
車酔いすると、肩から首、そして頭にかけて、筋肉が緊張して、肩が、がちがちになると思います。まさにその状態になります。
自律神経のアンバランスでおこるめまいは、交感神経が優位となり、血管が収縮して、肩から首にかけての血流障害がおこり、肩こり、首コリにつながります。
また更年期障害や産前や産後など、ホルモンのバランスが崩れておこるめまいはエストロゲンなどのホルモン減少により、血流障害となり、めまいの誘因となることもあります。
また、めまいは若い時は、男女比でいうと女性が多いのですが、加齢によって男性もめまいがおこりやすくなります。
それは年齢が上がる事で、身体の総体的なエネルギー不足となり血流が悪くなったり、水分が身体や内耳の三半規管に水がたまりやすくなってくるためです。
漢方薬での改善は、内耳のリンパ液の滞りを解消したり、自律神経を整え、血液の流れを良くすることで、めまいやめまいに付随する肩こりなどの症状を、改善していきます。
2. めまいと肩こりの関係:なぜこの2つの症状が同時に起こるのか?
肩こりが慢性化すると、肩から首にかけて筋肉が常に緊張している状態となり、血流悪化や自律神経のアンバランスとなり、それが原因でめまいを誘発することがあります。
肩や首の血流不足は、脳への酸素供給不足につながり、それが原因でめまいを生じることもあります。
肩こりや首のこりはストレスや、姿勢の悪さ、デスクワークでパソコンや、携帯電話を常に触っているなどの生活習慣の悪化が原因の1つとも言えます。
3. 漢方薬でめまいと肩こりの原因を改善する方法
漢方では「気、血、水」のバランスが崩れることで、体調不良や病気が引き起こされると考えます。
気は血液や、体液、などを推動(動かしていく力)の源です。
気虚になると、血液やリンパ液の流れが悪くなり、めまいの原因となります。
年齢があがっていくと、どうしても身体のエネルギー不足で気虚になりやすく、気虚になると、血のめぐり(お血)や水のめぐりが悪くなっていき(水滞)めまいをおこしやすくなります。
高齢になると若い時に無かった「めまい」を発症しやすくなるのは、気虚が進んでくるからと言えます。
血のめぐりが悪い状態を「お血」といい、肩こりや、首コリ、脳への血流不足となり、めまいがおこりやすくなります。
水のめぐりが悪くなることを「水滞」といい、内耳の三半規管にリンパ液が過剰となり、めまいの原因となります。
・気虚の状態を改善する補気剤
・お血を改善する活血剤
・水滞を改善する利水剤
などの漢方薬を服用することで、めまいや肩こりの根本原因を改善し、めまいや肩こりの出ない体質へと導きます。
4. めまいと肩こりに効く漢方薬の処方:症状別のおすすめ処方
釣藤散(ちょうとうさん)
肩こりや首コリ、頭痛、高血圧を伴うめまいに効果的な処方します。首や肩の緊張を和らげ、血流を改善する。
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
自律神経の乱れやストレスが原因で起こる肩こりとめまい、胃腸が弱く疲れやすいといった症状がある方に。心身のバランスを整え、体調を改善する。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷えや貧血、疲労感を伴う肩こりやめまいに効果的な処方。特に血行を促進し、全身の冷えを解消することでめまいと肩こりを改善します。
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
内耳の三半規管のリンパの流れを改善する、利水剤です。肩こりや回転性のめまい、ふわふわするめまいがある方に有効です。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
更年期障害などでイライラや、発汗、めまいや肩こり、首コリ、不安感、不眠などの症状がある方に効果があります。漢方薬でホルモンと自律神経のバランスを整え、めまいや肩こりだけでなく他の症状の改善にもつながります。
5. 漢方を取り入れた生活習慣でめまいと肩こりを改善する方法
・姿勢の改善:パソコンや携帯電話の使用が多くなることから、前傾姿勢からストレートネックとなり、肩こりや首コリ、血流の悪化につながります。同じ姿勢が続いたら、ストレッチやリラックスする時間を積極的にとるようにしましょう。
・ストレス管理:ストレスがかかると、交感神経が優位となり、肩こりやめまいの悪化につながります。睡眠時間を7〜8時間確保する。ウォーキングやヨガなど軽い運動を取り入れ、ストレスがたまりにくい生活を心がけましょう。
・温める習慣:肩こりや血行不良を防ぐために、体を温めるようにしましょう。入浴は、なるべく湯船にゆっくりとつかる。飲み物は冷たいものはなるべく避け、白湯など、温かい飲みみものをゆっくりと飲むように心がける。食事に、身体を温める働きのあるショウガや、ニンニク、根菜類を積極的にとる。生野菜はさけて、煮物や温かい汁物をとるようにしましょう。
6. めまいと肩こりを根本から改善する漢方薬のメリット
漢方は根本からの体質改善を目的とし、肩こりやめまいの再発防止にも効果的です。
まためまいや肩こりでお悩みの方は、それ以外にも、不安感があったり、頭痛があったりと、多くの症状をお持ちの方が多いです。
漢方薬でめまい肩こりの根本原因を改善することで、それ以外の頭痛や不安感なども改善することができます。
生薬で作られた漢方薬は、副作用が少なく、長期間安心して使用できます。
漢方薬専門の薬剤師にご相談頂き、自分の症状や体質にあった漢方薬を服用することで、漢方薬の効果が発揮できます。
7. 漢方薬を服用する際のポイント
漢方薬を選ぶ際には、体質や症状に適した処方を服用することが大切です。
自己判断で選ぶのではなく、漢方薬専門の薬剤師に相談しましょう。
漢方薬はしっかり体質を改善するため、めまいや肩こりの再発を防ぐためにもなるべく長期服用することをお勧めします。
8.まとめ
肩こりやめまいなどの身体の異変や異常を根本から解消するためには、漢方薬と日常生活の見直しがポイントです。
漢方薬は体質改善を目指し、症状の再発を防ぐ効果があります。
ストレス管理や正しい姿勢を保つことも大切です。症状が慢性化している方は、専門の漢方薬剤師に相談し、自分に合った処方を見つけ、快適な生活を手に入れてください!
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