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めまいや吐き気に悩む方へ:漢方薬のちからで根本から体質改善を目指す方法

めまいや吐き気が日常的に起こると、外出や仕事、家事が思うようにできなくなり、生活の質が大きく低下してしまいます。その原因は、自律神経の乱れや内耳の障害、水分代謝の問題などさまざま。特に三半規管や胃腸の不調が絡む場合は、症状が慢性化しやすい傾向にあります。本記事では、東洋医学の観点から「気・血・水」のバランスを整え、漢方を用いて根本的に体質改善を図る方法をご紹介します。

1. はじめに:めまいや吐き気に悩んでいませんか?漢方で根本的な体質改善を目指す

めまいや吐き気が日常的にある事で、生活に支障をきたしているという方は多いのではないでしょうか。めまいがある事で、外出が不安になり、仕事や学校に行けなくなったり、家事をすることができなくなってきます。それに伴い吐き気があると、常にムカムカして、寝ていても、何をしていても辛く、一日中船酔いしているような状態で、何もできなくなってしまいます。

◆車の運転が怖くて出来ない。
◆めまいに伴い吐き気があると、辛くて何も出来なくなる。
◆回転性のめまいがおこると、寝ていてもぐるぐると目が回る。
◆起き上がる事が出来なくなる。
◆家事が一切できなくなる。
◆めまいや吐き気が原因で学校にいく事が出来ない。

めまいや吐き気がおきた時、病院で検査をすると、メニエール病や良性発作性頭位めまい症と診断されてめまい止めや吐き気止めを処方される方も多いと思います。また突発性難聴の強い症状が落ち着いた後に、めまいや吐き気の症状が残って、すっきり治らず、同じようにめまい止めや吐き気止めを処方された方もいらっしゃると思います。
めまい止めや吐き気止めは、一定の効果がありますが、あまり強い薬は長期で使えないために、めまいや吐き気が残ってしまったり、一旦症状が治まってもまた発症したりといった方も多くいらっしゃいます。
漢方薬でめまいや吐き気の出ない体質へ改善することで、健康な体を取り戻し、めまいの出ない体質へと改善していく事が可能です。

めまいや吐き気がある場合、脳血管障害が疑われる場合と、体内の水分貯留によるものが考えられます。
脳血流がわるくなると、めまいや吐き気が出てきますし、内耳の三半規管に水分貯留がおこると、平衡感覚が障害され、めまいが発症します。

2. めまいと吐き気が発生する原因とは?自律神経と胃腸の関係を解説

めまいや吐き気がおこる要因は様々ありますが、以下が考えられます。

①メニエール病や良性発作性頭位めまい症など、内耳や三半規管が障害されておこるもの
②突発性難聴の発症の後遺症でおこるもの
③脳血流障害でおこるもの
④高血圧症からおこるもの
⑤ストレスから自律神経のバランスが崩れおこるもの
⑥更年期障害による自律神経とホルモンのアンバランスでおこるもの
⑦PMSなど月経周期に伴ってホルモンバランスの乱れでおこるもの

などが考えられます。

またこの中の要因が重複しておこることも多くあります。

例えば

〇年齢的に更年期障害が考えられ、ストレスも多く最近血圧も高くなってきており、めまいや吐き気がするようになってきた。

〇突発性難聴になっていったん治療は終了したが、その後良性発作性頭位めまい症と診断され、めまいや吐き気が続いている。

めまいや吐き気の発生機序はこのように様々ですが、平衡感覚をつかさどる三半規管が障害されてめまいがおこると車酔いのような状態となり、吐き気やムカムカが生じます。また自律神経のアンバランスから交感神経が優位となり、胃腸の働きが低下して吐き気が生じやすくなります。

三半規管の障害を改善するための、利水剤や化痰剤や自律神経のバランスを整える理気剤などの漢方薬を服用することで、めまいや吐き気のおこらない体質へと改善していきます。

3. 漢方の考え方:めまいや吐き気を改善する「気・血・水」のバランス調整

東洋医学では、 身体の構成要素を 「気」「血」「水」に分けて考えます。 この 「気」「血」「水」のバランスが整っていることで身体の健康状態を保っています

「気」は 体の生命エネルギー のようなもの。

「血」や「水」 を巡らしたり体を温めたり 色々な外邪(ウイルスや病気)といったものから守る力です。気の不足を「気虚」と言います。気虚になると、「水」の流れが悪くなり、疲れやすくなったり、免疫力が低下し細菌感染などにかかりやすくなります。気がうまく流れず滞った様態を「気滞」と言います。気滞になるとイライラしやすくなったり、交感神経が優位となる為、脳血流が低下し、めまいや吐き気の原因となります。

「血」は身体を滋潤したり栄養素を運んだり、 ホルモンのバランスに影響します。

「血」の流れが悪い状態を「お血」と言い、「血」が不足した状態を「血虚」と言います。お血や血虚になる事でホルモンのバランスが崩れて、月経前症候群(PMS)や更年期障害、産後うつなどの原因となり、めまいや吐き気を生じやすくなります。

「水」は 血液以外の液体を表します。

「水」が滞った状態を「水滞」や「痰湿」といいます。水が身体の中で停滞してしまい、水が三半規管に過剰にたまる事で、めまいや吐き気が発生します。
このように気血水のバランスがスムーズにとれなくなると、めまいや吐き気の原因となります。

「お血」「血虚」「気虚」「気滞」「水滞」などの体質を「証」といい、その証により、漢方薬での改善処方が決まります。
「お血」の改善の漢方薬は「活血剤」
「血虚」の改善の漢方薬は「補血剤」
「気虚」の改善の漢方薬は「補気剤」
「気滞」の改善の漢方薬は「理気剤」
「水滞」の改善の漢方薬は「利水剤」です。
漢方の基本的な理論である「気・血・水」のバランスを整えることでめまいや吐き気、などの症状を改善することができ、めまい吐き気のおこらない身体に体質改善していく事ができます。

4. めまいや吐き気に効く漢方薬:症状別のおすすめ処方

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

自律神経の乱れによるめまいや吐き気に効果的です。心身のバランスを整え、内耳の異常からくるめまいを緩和します。消化管にたまった水を血管内にひき戻す(化湿)はたらきで、胃腸が弱い方のめまいや吐き気に効果があります。

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

内耳の水分調整異常や水分代謝の乱れが原因で起こる、天井がぐるぐる回る、回転性のめまいや吐き気に適した処方です。

五苓散(ごれいさん)

尿の出を良くし、体内の余分な水分を排出することで、体調を整える効果があり、むくみや頭重感、吐き気を伴う場合に効果的。

5. 漢方薬を使っためまいや吐き気の治療を始める際のポイント

自分の体質や症状に合った漢方薬を選ぶためには、漢方専門の薬剤師に相談することが大切です。前述のように、自分の証がどのタイプなのかを見極め、その改善の為の漢方薬を服用することで、効果的にめまいや吐き気を改善できます。
漢方薬の効果が現れるまでの期間は個人差があります。例えばめまいや吐き気が発症して、一週間の方と、何年も経過している方では、改善するまでの期間は当然違ってきます。効果の出方が早い方だと、漢方薬服用開始から、一週間くらいで改善されます。しかしそこで服用をやめてしまったら、まためまいや吐き気を起こす可能性があります。体質改善を目指して長期間の服用がお勧めです。
漢方薬は生薬からできており、副作用が少なく、長期間服用しても安心です。穏やかに身体に作用して、身体の内側から、徐々に体質を改善し、めまいや吐き気のおこらない、体質へと改善していきます。

6.めまいとむくみを予防するための生活習慣と漢方の相乗効果

漢方薬を服用するとともに体を温める習慣を取り入れることで、さらにめまい改善の効果が高まります。温かい食べ物や飲み物をとる。冷たい飲み物を一度に沢山摂取すると、胃腸に負担がかかり、水分を処理しきれずに、吐き気やめまいを誘引します。冷たい物の飲食は極力避けましょう。入浴はシャワーで済ませず、湯船にゆっくりつかるようにしましょう。
デスクワークなどで、身体を動かさない生活が日常化すると、筋力が低下し、むくみやすくなり、身体に水をためやすくなり、めまいや吐き気の原因となります。なるべく日常生活の中で、身体を動かす機会を増やすようにしましょう。
規則正しい生活リズムが身体のバランスを保ち、自律神経を安定させるために重要です。十分な睡眠をとるようにしましょう。また適度な運動は血行を良くするため、めまいや吐き気の改善につながります。
ストレス管理も冷えの改善に重要です。十分な睡眠は自律神経を整えるのに効果があります。またリラックスできる方法、例えば、瞑想や深呼吸ヨガなどを取り入れるようにしましょう。

7. まとめ:めまいや吐き気を漢方で根本から改善しよう

漢方を服用することで、めまいや吐き気を根本から改善し、体質改善を図ることが可能です。体内の水分バランスを整え、気・血・水の調和を保つことで、これらの不快な症状を改善し、さらに再発を防ぐことができます。
漢方薬は自然由来の生薬から作られていますので、身体に穏やかに作用し、副作用が少なく、長期間安心して服用できます。また生活習慣の改善と漢方薬の併用で、健康的な体を手に入れ、日々の活力を取り戻しましょう。体質改善を目指すには、専門家のアドバイスを受け、自分に合った漢方薬を服用することが大切です。長期的な視点で体を整えることで、めまいや吐き気だけでなく、冷えやだるさ、消化不良などの不調も改善され、健やかな毎日を過ごせるようになるでしょう。

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